Julie Tippetts (Julie Driscoll) / Sunset Glow (USA) 管理番号 3L-01959 販売価格 4,980円(税込) 購入数 特定商取引法に基づく表記 (返品など) *** LP : USA / 75 / Utopia / BLU1-1248 *** ■ コンディション ■ B+ / A 非コーティングのジャケットに擦れがあります。 天の中央付近に打傷があり1cm×5mm以内の皺が、ジャケット左下に角打ちがあり5mm×1cm皺が寄っています。 盤面にはひげや気になる擦れはなく、中古としては申し分のないコンディションです。 元ブライアン・オーガー・アンド・トリニティーのジュリー・ティペッツ(旧姓ジュリー・ドリスコール)の2ndソロ・アルバム(75年)は、マイナー・レーベルからのリリースということで入手は困難なアルバムです。 キース・ティペットと結婚し、フリー・ジャズやインプロヴィゼーションへ傾倒していくジュリーですが、本作は「ジャズ・ロック」の範疇で語れる最後のアルバムでしょう。 参加メンバーは1st『1969』と同様に、夫となったキース・ティペットとエルトン・ディーンやマーク・チャリグなど元キース・ティペット・グループのメンバーを中心に、元ブロッサム・トゥーズのブライアン・ゴッチング、加えてキング・クリムゾンの客演で知られる英国フリー・ジャズの重要人物ハリー・ミラーやルイ・モホロといった強力なラインナップです! 前作『1969』はリンダ・ホイールを擁したアフィニティーばりの(埋もれてしまった)「ジャズ・ヴォーカル・ロック」の大傑作でしたが、本作は内省的でジャージーなヴォーカル・アルバムといった風情です。 前作同様ここが重要なのですが、腕っこきのミュージシャン参加だとテクニック自慢のつまらない内容になっちゃうことが多々ありますが、本作ではテクニックを全面にブリブリとソロを展開することなく、あくまでもジュリー・ドリスコールの豊潤なヴォーカルを引き立てるために、バンド・アンサンブルに徹しているのですね。 参加メンバーを中心に収録曲の簡単なコメントを記しておきます。 A1「Mind Of A Child」はしっとりとしたヴォーカル・ナンバーで、夫であるキース・ティペットの正統派ジャズ・ピアノや音数こそ少ないが的確なブライアン・ゴッチングのギター、そしてエルトン・ディーンらのホーンが優しく包み込んでいます。んでも、ホーンの歪んだアレンジは一筋縄ではいかないところでしょう。 A2「Ocean And Sky (And Questions Why?)」はA1にリズム隊が加わった編成のちょっとスワンピーな前作『1969』を踏襲したミディアム・スローの曲で、ピアノやホーンはかなり猥雑でジュリー・ティペッツ(ジュリー・ドリスコール)もフリー・ヴォイシングよりですが、「インプロヴィゼーション+スワンプ」というほとんど説明のなっていない文言を肌感覚でご理解頂ける方には、極めて面白いナンバーでしょう。 A3「Sunset Glow」はマーク・チャリングとハリー・ミラーというキンクリ『アイランド』を支えた2人のみを従えたジャージーな曲です。大好き! A4「Now If You Remember」は相性バッチリのブライアン・ゴッチングとの2分にも満たない小曲ですが、「英国女性SSWの理想系」ともいえる素晴らしい曲です。 B1「Lillies」はジュリー・ティペッツ1人の多重録音(クレジットのない男性コーラス入り)による呪術的なバラッドです。 B2「Shifting Still」は夫であるキース・ティペットとのデュオ・ナンバーで、繊細なアコースティック楽器の響きにウットリとしてしまう曲です。 B3「What Is Living」がA2に続き相性バッチリのブライアン・ゴッチングとの演奏によるアシッド・フォーク。ブライアン・ゴッチングのギターも切れまくっていて、この2人にはこの曲の路線でアルバムを一枚でも残して欲しかったな〜……私的SSW曲の理想郷! B4「Behind The Eyes」は再びジュリー・ティペッツ1人の多重録音で、シェーラ・マクドナルドのような凛とした美しさのあるSSW的名曲ですね。 ジュリー・ティペッツが「ロック・フィールド」に残した最後のアルバムです。 熱烈大推薦! 【収録曲と参加ミュージシャン】 A1 Mind Of A Child 5:08 ; Julie Tippetts - vocals, piano, Keith Tippett - harmonium, Brian Godding - guitar, Mark Charig - cornet, Nick Evans - trombone, Elton Dean ; alto sax A2 Ocean And Sky (And Questions Why?) 5:16 ; Julie Tippetts - vocals, guitar, Keith Tippett - piano, Brian Godding - guitar, Mark Charig - cornet, Nick Evans - trombone, Elton Dean - alto sax, Louis Moholo - drums, Brian Belshaw - double bass A3 Sunset Glow 7:51 ; Julie Tippetts - vocals, piano, Mark Charig - cornet, tenor horn, Harry Miller - double bass A4 Now If You Remember 1:55 ; Julie Tippetts - vocals, guitar, Brian Godding - guitar B1 Lillies 5:43 ; Julie Tippetts - vocals, piano, guitar, clay drum B2 Shifting Still 4:21 ; Julie Tippetts - vocals, guitar, Keith Tippett - piano B3 What Is Living 2:28 ; Julie Tippetts - vocals, guitar, tambourine, Brian Godding - guitar B4 Behind The Eyes 5:13 ; Julie Tippetts - vocals, piano ※ご注文商品の発送は、毎週水曜日、土曜日に行っています。 ★今週末は23(土) ⇒ 24(日)に変更します ※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。 ★ご注文受付のメールが届かない場合 ご注文後通常は数分以内に「ご注文ありがとうございます」という自動メールが届きます。このメールが届かない場合はサイトの「お問い合わせ」からお電話番号を添えてその旨ご連絡ください。 ご登録いただいたメールアドレスの入力間違いか、受信拒否設定をされていることが原因のことが多いです。 またまれにスマートフォンのキャリアメール(docomo.ne.jp, ezweb.ne.jp, softbank.ne.jp等)宛のメールが届かないことがあります。 この商品について問い合わせる この商品を友達に教える 買い物を続ける ツイート この商品をログピでつぶやく Yahoo!ブックマークに登録する はてなブックマークに登録する