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Hickory Wind / Hickory Wind (Ltd.300 1st Reissue)

Hickory Wind / Hickory Wind (Ltd.300 1st Reissue)の画像

SOLD OUT

管理番号 3L-01421
在庫数 SOLD OUT
*** LP : ?? / 73 (69) / ?? / 9511/2 ***
■ コンディション ■
A- / A
四つ折りのチープなジャケットの左上に軽い角打ちがあり2cm以内で皺が寄っているので「A-」にしましたが、リングウエアや破れはありません。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
手書きNo.入り限定300枚の再発で、これは「197/300」と裏ジャケット右下にあります。

グラム・パーソンズの名曲からバンド名を取ったヒッコリー・ウインドの唯一のアルバムは、69年に録音されたコテコテの自主制作盤で、オリジナル盤は数10枚くらいしかないそうなのに、その筋では古くから有名な古典的大傑作です。
ちょっと調べたところ、この紫色のジャケット(写真ではかなり青っぽくなっています)は73年に初めて再発されたもので、自主制作盤がわずか4年後に再発されたということに驚かされますし、その内容の高さもお分かりいただけることでしょう。
90年代以降、4曲のボーナスが追加されたリイシューが何回も出ていますが、4曲とも後身バンドのB.F.Trickeの音源で、収録曲はこれがオリジナル・フォーマットになります。
とっとっと、オリジナルや後発の再発盤は白黒ジャケで、紫の地に金色でイラストや文字をあしらったのはこの再発のみで、色合いもよく馴染み、なんともいえない不思議な風格が漂ってくるんだよな(基本的にオリジナルに準じた再発を支持しますが、本作は数少ない例外です)。
インディアナの4人組で、古くから「サイケ」のジャンルで語られることが多かった本作ですが、強烈なファズ・ギターが暴れまくるのはA-2「Time And Change」だけで、残りの9曲はバーズやバッファロー・スプリングフィールド、ビートルズからプロコル・ハルムまでに影響された、摩訶不思議なフォーク・ロックが展開されています。
アルバム全体には、60年代後半ならではの「ヒッピー・テイスト」というのか、フラワーなアメリカならではの大らかさが満ち満ちており、聴いているだけで幸せになります。
個人的にはどうしても、個人的にはやはりバンド名の由来になった当時最も先鋭的だったバーズの多面性、あるいは60年代後半の流行を一生懸命を真似しているように感じられ、とっても可愛いアルバムです。
こてこての自主制作盤ゆえのモコモコな音質ですが、そここそ愛すべき魅力の一つですし、メジャーのようなクリアーなサウンドで聴いたら、シンプルなことこの上ない演奏などの稚拙さが目立ってしまい興醒めなことでしょう。
便宜上「サイケ」に分類していますが、フォーク・ロックやポップスがお好きな方にも注目して欲しいので、各曲の個人的な印象を書いておきます。
冒頭のA-1「I Don’t Believe」は、ギターが酔っ払っている(何によっているのだろ?)のはご愛嬌な、例えばジーン・クラークのような古き良きそしてひなびたアメリカを思わせるフォーク・バラードです。
続くA-2「Time And Change」は多くのサイケ・ファンを夢中にさせてきたブンブン蜂が飛び回るようなファズ・ギターが鳴り響く強力ガレージ・サイケです。
A-3「Maybe Tomorrow」はA-2から一転、ミディアム・スローなシャーラタンズを思わせるアメリカならではのノスタルジックなナンバー。
A-4「Transit Blues」はブルース・ハープが活躍するガレージ・サイケとフォーク・ロックが融合したような60年代後半にしか生まれえなかった曲です。
A-5「Country Boy」はのっけからのコーラスも爽やかな西海岸ポップ・サイケで、なぜか「タモリ倶楽部」のオープニングに使えばいいのに…と思ってしまいました。
B-1「The Loner」はニール・ヤングのカヴァーではなく、マージー・ビートのような曲ですが、つっかえるようなギターが個人的にはお気に入り。
B-2「Mister Man」は厳かなオルガンに導かれるバラードで、ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」にそっくりなフォーク・ロックです。
B-3「New Albany Police Carnival」はマージー・ビートにブルース・ハープが合体したパーティーで流れてきたら最高に楽しい曲。
B-4「Father Come With Me」は、「おいおいプロコル・ハルム、ちゃうなアニマルズ……」と突っ込みいのに突っ込めない曲で、もつれるリード・ギターと印象的なリズム・ギターにチープなオルガンの響きに眠たそうなヴォーカルのミスマッチが実に心地良い、個人的には本作で1番好きな曲です。
B-5「Judy」はCSNを先取りしたようなコーラス・ワークでアルバムを締めくくる曲で、A-1から通して聴くとアルバム構成の見事さに驚かされることでしょう。
う〜む、何年は振りに聴いたが、やっぱりとんでもない名盤じゃ!
1曲1曲がダイアモンドの原石のような輝きを放っていて、オリジナルからわずか4年後に再発されたという事実に納得の大名盤です。
【収録曲】
A-1. I Don’t Believe 3:22
A-2. Time And Change 2:19
A-3. Maybe Tomorrow 3:05
A-4. Transit Blues 1:58
A-5. Country Boy 2:11
B-1. The Loner 2:24
B-2. Mister Man 3:24
B-3. New Albany Police Carnival 2:38
B-4. Father Come With Me 3:58
B-5. Judy 2:46
【参加メンバー】
Sonny Prentice ; Lead, Rhythm, Bass, Harp
Mike McGuyer ; Lead, Rhythm, Harp, Piano and Organ
Alan Jones ; Rhythm, Bass
Bob Strehl ; Drums

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★今週末は23(土) ⇒ 24(日)に変更します
※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
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