*** LP : UK 1969 / RCA / SF 8059 ***
■ コンディション ■
A- / A-
ジャケット:表側のみラミネート・コーティングされたタイプ。四隅軽いスレ。背表紙上から5cmほどのところ折れ目。ラミネートは汚れもなくくすみも極少でつやつやでとてもきれいです。開口部のラミネートの貼り際にほんの少し汚れの付着。非コーティング黒地の裏ジャケは薄擦れが少し出ていますがこれもきれい。全体にきれいな印象の良品です。
ディスク:レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面はごくわずかな使用感のみの美品です。
マトリクスは2K/2K。これ以外は見たことありませんので1stプレスと思います。
パテントNo.入り穴開き内袋付属(内貼りのビニール)。
英国を代表するシンガー・ソングライター、キース・クリスマスの記念すべきデビュー作「スティミュラス(刺激)」。
どうです?このジャケット。名は体を表すというか、この雰囲気抜群の素晴らしいジャケットから想像されるとおりの音ですね。
バックはマイク・エヴァンス、ロジャー・パウエル、マーティン・ストーン、イアン・ホワイトマンのマイティ・ベイビーに、その後マシューズ・サザン・コンフォートに参加することになるスティールギターのゴードン・ハントレーという布陣。さらにプロデュースはセプテムバー・プロダクションのサンディ・ロバートンということで、なんかこれだけでもう頭の中ニ「あの音」が渦巻いてくるようです。
のっけからMighty Baby一派のあのサウンドが飛び出してきて全面降伏ですね。単なるレコーディングセッションという感じでなく、パーマネントグループのような一体感のあるグルーヴが素晴らしいです。
スティールギターが入りますがこれが何というか奇妙な浮遊感を醸し出していて、実によい。これほどカントリー臭を感じさせないスティールの音色も珍しいです。
キースの曲作りとヴォーカルはこの時点でほぼ完成されていて、"Fable of the Wings"〜"Pigmy"と連なる3部作に見事につながっていきます。
そう言えば初めてこのアルバムを聴いたとき「これは英国のクリス・スミザーだな」と思ったんでした。ふるえるようなヴォーカルとアシッドな香りからの連想だったんでしょう。もっともこれは人に言ってもあまり賛同を得られた記憶はないのでした。
キース・クリスマス最難関アルバム。
英国オリジナル盤なかなかの美品。
近年ますます入手困難になっています。お見逃しなく!!
★試聴曲は別レコードの音源です。
A1 Travelling Down
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A2 Bedsit Two-Step
A3 Roundabout
A4 Ice Man
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B1 I Know You Can't Lose
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B2 Metropolis
B3 Trial & Judgement
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※長いので前半のみです
Vocals, Guitar: Keith Christmas
Bass: Mike Evans
Drums: Roger Powell
Electric Guitar: Martin Stone
Piano: Ian Whiteman
Steel Guitar: Gordon Huntley
Producer: Sandy Roberton
Engineer:Vic Gamm