*** LP ： USA / ?? (70) / Void / 18 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットには四辺四隅にもダメージのない、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
7インチ・シングル（ピンク・ワックスで盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディション）とポートレイト写真を付属。
見開きジャケットで内側には歌詞が掲載されています。

カナダのコロムビアという大メジャーから発表されたのに、激レアなイッツ・オール・ミート（It's All Meat）の唯一作（70年）です。
アルバムを総評すれば、荒々しいファズと鍵盤が最高にかっこいいハード・エッジなガレージ・サイケということになるのでしょう。
サイケとはイメージが直結しないかも知れないスタイリッシュなジャケットも、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとアンディー・ウオホールを思い起こしていただければいいと思います。
実に丁寧な再発でして、ジャケットこそありませんがアルバム未収録の1stシングルがおまけで付いており、A面（C-1）「Feel It」はサイケの古典的な前コンピ『Pebbles』にも収録されていたサイケデリックの強烈な名曲なのです。
C-1「Feel It」は強烈なファズ・ギターと歪んだエレピが無条件で格好良いナンバーですし、ちょっとフォーク・ロック調（とはいってもファズ・ギターは、これでもかと鳴り響いています）の裏面D-1「(I Need Some Kind Of) Definite Commitment (Baby)」と合わせて、ガレージ・サイケのクラシックと言ってもいいでしょう。
本作を初めて聴く時には、最初にシングルを、そしてアルバムの順で聴くことをお勧めします。
さて、シングルに続いて翌70年に発表された唯一のアルバムも、荒々しいファズとブルーズ・ロック・マナーのリフに、達者なオルガンが印象的な高水準のサイケデリック・アルバムであることは申し上げるまでもありません。
ギターの尖がり方が実にサイケデリックで格好良いA-2「Make Some Use Of Your Friends」、A-4「 Roll My Own」、チープなエレピがどんよりとした雰囲気を醸し出しているスローでダークなA-3「Crying Into The Deep Lake」、MC5のようなリフが強烈にせっかちなA-4「 Roll My Own」、ダウナーなB-1「Self-Confessed Lover」、フォーク・ロック調のB-2「If Only」、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを思い起こさせる沈鬱ながらも煌びやかさのあるB-4「Sunday Love」とヴァラエティーに富んだ楽曲を収録していますが、ブレはなく1枚のアルバムとして成り立っています。
長尺のナンバーも収録していますが、非常にソリッドでガレージ感覚を失っておらず、非常に高水準のアルバムです。
上記のように、本作には様々なサイケデリックのスタイルが散漫にならずに見事にパッケージされています。
コアな自主盤に発情する前に、本作のような基本アイテムをしっかり聴きましょう。
【収録曲】
A-1. You Don't Notice The Time You Waste
A-2. Make Some Use Of Your Friends
A-3. Crying Into The Deep Lake
A-4. Roll My Own
B-1. Self-Confessed Lover
B-2. If Only
B-3. You Brought Me Back To My Senses
B-4. Sunday Love　　C-1. Feel It (1st Single)
D-1. (I Need Some Kind Of) Definite Commitment (Baby)
【参加ミュージシャン】
Jed MacKay - organ, piano and lead vocals
Rick Aston - bass and vocals
Rick McKim ? drums
Wayne Roworth ? guitar
Norm White ? guitar
All their songwriting was done by McKim and MacKay