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*** LP ： USA / 76 / Island 9421 (LP) ***
■　コンディション　■
A- / A
RW ; ジャケットには薄らとしたリングエアがあるだけで、抜けやジャケット表裏にダメージを与えている角打ちはありません。
なお2枚組ですがシングル・ジャケットです。
盤面（レーベルは通常のものです）にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

リチャード・トンプソンの米国でしか発売されなかった編集盤ですが、捻りが効いていて大好きなアルバムです。
1枚目には『Bright Lights』をそのまま収録、2枚目が英国編集盤『Guitar, Vocal』から未発表（これが凄い！）だけを集めた「お得盤」になっています。
[Disk 1 ; Bright Lights]については、今さら言うこともないでしょう。
レア・トラック満載（当時、全曲未発表）の[Disk 2 ;Live, More Or Less]の収録曲について触れておきます。
C-1「The Ballad Of Easy Rider」はご存知バーズの名曲のカヴァーで、フェアポートの4作目『Liege & Lief』録音時のアウトテイクス、勿論参加メンバーも『Liege & Lief』と同じです。大好き！
C-2「"Poor Will And The Jolly Hangman」は、フェアポートの大名盤『Full House』のアウトテイクスで、C-1同様参加メンバーも『Full House』と同じです。
C-3「A Heart Needs A Home」はリチャード＆リンダの『Hrky Porky』のアウトテイクスで、マイティー・ベイビーのイアン・ホイットマンやパット・ドナルドソンなどがサポートしています。
C-4「The Dark End Of The Street」はリチャード＆リンダのみの演奏で、「Recorded at The Queen Elizabeth Hall, London on April 25, 75.」とクレジットがあります。
C-5「The Pitfall/The Excursion」とC-6「Flee As A Bird」もリチャード＆リンダのみの演奏で、「Recorded at Basing Street on April, 14, 76.」とクレジットがあります。
D-1「Night Comes In」とD-2「Calvary Cross」は感動的で「Recorded at Oxford Polytechnic on November 27, 75.」、ジョン・カークパトリックに加えてフェアポートのサイモン・ニコル、デイブ・ペッグ、デイブ・マタックスがバックを務めており、期待以上の濃い演奏を堪能させてくれます。
『Bright Lights』と英国編集盤『Guitar, Vocal』を所有の方には、ジャケ違い所有以外には意味のないアルバムですが、『Guitar, Vocal』を未所有の方や、リチャード・トンプソンやフェアポートに興味のある方には最適のアルバムです。
【収録曲】
[Disk 1 ; Bright Lights]
A-1. When I Get to the Border 3:26
A-2. The Calvary Cross 3:51
A-3. Withered and Died 3:24
A-4. I Want to See the Bright Lights Tonight 3:07
A-5. Down Where the Drunkards Roll 4:05
B-1. We Sing Hallelujah 2:49
B-2. Has He Got a Friend for Me 3:32
B-3. The Little Beggar Girl 3:24
B-4. The End of the Rainbow 3:55
B-5. The Great Valerio 5:22
[Disk 2 ;Live, More Or Less]
C-1. The Ballad Of Easy Rider (written by Roger McGuinn) 4:52 ; "Liege & Lief" recording sessions.
C-2. Poor Will And The Jolly Hangman (written by Richard Thompson and Dave Swarbrick) 5:31 ; "Full House" recording sessions.
C-3. A Heart Needs A Home 5:31 ; "Hrky Porky" recording sessions.
C-4. The Dark End Of The Street (written by Dan Penn and Chips Moman) 4:14 ; Recorded at The Queen Elizabeth Hall, London on April 25, 75.
C-5. The Pitfall/The Excursion 2:57 ; Recorded at Basing Street on April, 14, 76.
C-6. Flee As A Bird (traditional, arranged by Richard Thompson) 3.12 ; Recorded at Basing Street on April 14, 76.
D-1. Night Comes In 12:22 ; Recorded at Oxford Polytechnic on November 27, 75.
D-2. Calvary Cross 13:24 ; Recorded at Oxford Polytechnic on November 27, 75.

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