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Affinity / Affinity (Repro)
管理番号 3L-01619商品ID48838970
在庫数 SOLD OUT

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3L-01619 - Affinity / Affinity (Repro) - Sold Out
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この商品は売り切れですが、再入荷している場合もございます。
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*** LP : ?? / ?? (71) / Vertigo / VO 6360 004 ***
■ コンディション ■
A / A
シングル・ジャケットのリプロですが、20年以上前に出回ったもので入手困難です。
ジャケットにはリングウエアや抜けなどのダメージはなく、中古としては申し分のないコンディションです。
ジャケットは少々ボケていますが、リプロであることを予めご承知置きください。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
リプロですが、レーベルは英国オリジナルのVertidoを模しています。

キーフ(Keef)によるジャケットがあまりにも有名なアフィニティ(Affinity)の唯一作(70年)です。
ジャケットの美しさと溝に刻まれた高水準な内容もあって、トゥリーズの2ndと共に30年以上前からのプレミア盤でした。
様々な形態で再発や発掘音源が出ていますが、英国オリジナルの価格は高騰するばかりで、もはや5桁で出てくることはまずないでしょう。
スパイラル「Vertigo」の英国盤は、本作発表後間もなくレーベルが切り替わったために廃盤となり、20年近く再発されなかった糞レアでした。
レーベルが「Paramount」のため軽く見られていたこの米国盤もほとんど見かけなくなりましたが、元々(特にアメリカでは)売れたとは考えにくいし、英国オリジナルと比べるとやや見劣りはしますが、印象的なジャケットをきちんと見開きジャケットで再現している米国オリジナルを見損なってはいけません。
Vertigoからの発表、キーフによるジャケットの印象のせいで「プログレッシヴ・ロック」ファンの間で支持されてきましたが、まったくといってもいいほどプログレ色はなく(便宜的にプログレに分類していますが)、ジャズ・ロックをベースにブラスを導入したブルース・ロックとアシッド・フォークで味付けをしたアルバムで、秀逸なジャケットの魅力と深い霧の遠くから響いてくるサウンドの魅力が見事に合致しており、ヒプノシスのジャケットで有名なトゥリーズの2枚目と同様もどこを切っても「70年前後の英国特有」のものですね。
最大の魅力が、リンダ・ホイール(Linda Hoyle)の美しくて澄んだ、ちょっぴりハスキーな声質なのに力強いヴォーカルと鮮烈な印象を残してくれる迫力満点のハモンド・オルガンであることは間違いありませんが、強力にうねるリズム・セクションと控え目ながらも美しいアコースティック・ギターと随所で切り込んでくるファズ・ギターも大変趣味が良く、バンドとしての一体感が素晴らしい名盤です。
収録曲7曲のうちカヴァーが5曲をしめますが、残りの2曲のクオリティーも非常に高く、本作のみで解散したことが惜しまれます。
試聴も兼ねて久し振りに聴いたので、各曲の簡単な印象を述べておきます。
A-1「I Am And So Are You」はアラン・ハルのカヴァーで、ジョン・ポール・ジョーンズがアレンジを担当したブラスとストリングが格好いいブルース・ロックです。
A-2「Night Flight」はメンバーによるオリジナルで、英国フォークの香りが漂う静寂に包まれた部分と70年代初頭のハード・ロック然とした激しい部分を歌い分けるリンダ・ホイールの張りのあるヴォーカルが何よりも印象的で、インスト・パートでのオルガンとの対比も素晴らしい、このグループの持ち味がすべて凝集されたような曲です。
A-3「I Wonder If I Care As Much」はエヴァリー・ブラザースの曲をジョン・ポール・ジョーンズが大胆なアレンジを施したドラマティックながらも混沌とした演奏で、控え目ながらもファズ・ギターが彩りを与えています。
A-4「Mr. Joy」は70年代後半に脚光を浴びるアーネット・ピーコックの曲で、ちょっとプログレッシブな演奏ですが、リンダ・ホイールのヴォーカルに焦点を当てたバラードです。
B-1「Three Sisters」は本作2曲目のメンバーによるオリジナルで、グルーブ感のあるリズムが非常に格好いいハード・ロックで、ハモンドとファズを効かせたギターとベースのアンサンブルに負けないリンダ・ホイールの力強いヴォーカルに感服です。
B-2「Cocoanut Grove」はラヴィン・スプーンフルの曲で、アコースティック・ギターと森の奥から木霊してくるようなヴィブラホーンをバックにリンダ・ホイールと歌う静かな小曲ですが、激しいB-1とB-3に挟まれていて見事なアクセントになっています。リンダ・ホイールのヴォーカリストとしての資質を認識させてくれる個人的には最も好きな曲で、つくづく「SSWタイプのアルバムを残して欲しかった」と思います。
B-3「All Along The Watchtower」はボブ・ディラン作であまりにも有名な曲で数多のカヴァーがありますが、アフィニティはハモンドを大胆に使用したアレンジで挑んでおり、B-1と同様にグルーブ感のあるリズムの疾走感に加えて、間奏部分でのサイケな味付けを塗しており、11分を越える長尺の演奏なのに一切だれたところのない名演で、誰もが言うとおり本作のハイライトですね。
ジャンルを問わずに70年前後の英国音楽のファンなら、ジャケットに騙されたと思って買っても、後悔することのない歴史的名盤です。
アナログ・サイズ(表ジャケットのみですが)で所有したい方、ガンガン聴き倒したい方は是非!
【参加ミュージシャン】
Linda Hoyle ; Vocals
Lynton Naiff / Piano, Electric Piano, Harpsichord, and Vibraphone
Mike Japp ; Electric, Acoustic, and 12-String Guitars
Mo Foster ; Electric , and Double Bass
Grant Serpell ; Drums and Percussion
Produced by John Anthony
【収録曲】
A-1. I Am And So Are You (A. Hull) 3:30
A-2. Night Flight (M. Jupp-L.Hoyle) 7:15
A-3. I Wonder If I Care As Much (Don and Phil Everly) 3:19
A-4. Mr. Joy (A. Peacock) 5:03  B-1. Three Sisters (L. Naiff-L. Hoyle) 4:56
B-2. Cocoanut Grove (J. Sebastian-Z.Yanovsky) 2:34
B-3. All Along The Watchtower (B. Dylan) 11:37



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