管理番号 |
3L-01590 | 商品ID | 47404781 |
在庫数 |
SOLD OUT |
» 特定商取引法に基づく表記 (返品など)
その他の画像:クリックして拡大画像が見られます
3L-01590 - Ian Carr / Belladonna (Holland, Spaceships) - Sold Out
コンディション違い、仕様違いの同タイトル盤があるかもしれません。アーティスト名等で検索してみてください。
この商品は売り切れですが、再入荷している場合もございます。
アーティスト名等で検索してみてください。
*** LP : Holland / Mid 70’s (72) / Vertigo / 6360 076 ***
■ コンディション ■
A / A
ジャケットは抜けや角打ち、リングウエアなどのダメージのない、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもない、中古としては申し分のないコンディションです。
イアン・カーのソロ名義ですが実質的にはニュークリアス(Nucleus)の4作目で、アラン・ホールズワースが参加した英国ジャズ・ロックの大名盤です。
英国オリジナルの「スパイラル」レーベルは本作発表直後に「宇宙クラゲ」にデザインが変更されたため、古くから激レア盤として知られていますね。
ジャケット写真をご覧頂きたいのですが、いかにも「英国ジャズ・ロック」然とした秀逸なジャケットも見事です。
イアン・カーは50年代からプロとして活動を始めたジャズ・トランペット演奏で、以前から影響を受けていたはマイルス・デイビス(彼はマイルスの研究本も出版しているそうです)の電化路線転向に感化されて、クリス・スペディング、カール・ジェンキンス、ジョン・マーシャルらと69年に結成したジャズ・ロック・グループがニュークリアスでした。
本作のメンバーは第2期にあたり、クリス・スペディング、カール・ジェンキンス、ジョン・マーシャルらが脱退し、アラン・ホールズワース(Allan Holdsworth)、ロイ・バビントン(Roy Babbington)、デイブ・マクレエ(Dave MacRae)らが加入しており、ソフト・マシーンや第1期ニュークリアスよりも『ビッチェズ・ブリュー』前後のマイルス・デイビスの音楽が好きな方にも気に入っていただける内容になっています。
また、本作はアラン・ホールズワース参加に注目が集りがちですが、個人的な印象では元デリヴァリーのロイ・バビントンが奏でるベースが耳に残るラインで見事にボトムを支えているのが重要だと思います(プロデュースがコロシアムのジョン・ハイズマンというのも重要なポイントなのでしょう)。
一緒に演奏をしている曲はありませんが、カンタベリー派のデイブ・マクレエとストレート・ジャズのゴードン・ベックというタイプの異なるキーボード奏者が参加しているのも興味深いですね。
では、各曲の簡単な感想です。
A-1「Belladonna」はマイルスの『ビッチェズ・ブリュー』収録「サンクチュアリ」そっくりの出だしで、ホーンのユニゾンにパーカッションが絡み付いてきて、ロックなベースに導かれてテーマをかなで出す瞬間がとても格好いい!ホールズワースはワウを使用しているようですがそれほど目立たず、強力なリズム隊の上で繰り広げられるホーンのアドリブに焦点を当てた重厚な演奏になっています。ズバリ、名演。
A-1を引き続いて始るA-2「Summer Rain」はジャケットの「霧雨の降る英国の田園風景」を連想させる叙情的な静かな曲で、各楽器の響きが本作の中では最も「カンタベリー」的で心地好く、個人的には1番好きな曲です。
B-1「Remadione」も『ビッチェズ・ブリュー』期のマイルスからの影響を感じさせる曲で、静寂に包まれた前半から一転してアラン・ホールズワースのチョーキング連発のギターが大暴れるする後半の対比が素晴らしい。
B-2「Mayday」は『ビッチェズ・ブリュー』以降よりファンクに接近していった時期のマイルスのようにファンキーな曲で、各種ホーンのソロとリズム隊のアンサンブルが非常にスリリングで、アラン・ホールズワースもマイルス在籍時のジョン・マクラフリンのようにしつこいほどワウ・ギターを繰返しています。
B-3「Suspension」は揺らめくようなバンブー・フルートがエキゾチックな雰囲気を醸し出すスローな曲で、さりげないデイブ・マクレエのカンタベリーとしかいいようのないキーボードとの対比がユニークです(この辺の感覚が、どう聴いても「英国ジャズ・ロック」なんですね)。
ラストのB-4「Hector's House」はアラン・ホールズワースが前面に出た曲で、超高速ギターとホーンせめぎ合いで始まる強烈なジャズ・ロックで、後半でのホールズワースがソロを弾きまくる姿は痛快そのものです。
本作以降、急速にフュージョンに傾倒していくイアン・カーが残した、最後の正統派ジャズ・ロック・アルバムです。
美麗な見開きジャケットのオランダ盤でどうぞ。
【収録曲】
A-1 Belladonna Written-By Carr
A-2 Summer Rain Written-By Carr
B-1 Remadione Written-By Smith
B-2 Mayday Written-By ? Carr
B-3 Suspension Written-By Carr
B-4 Hector's House Written-By Smith
【クレジット】
Bass ? Roy Babbington
Drums ? Clive Thacker
Electric Piano ? Dave MacRae, Gordon Beck (tracks: A1, B2 to B4)
Guitar ? Allan Holdsworth
Percussion ? Trevor Tomkins (tracks: A1, B1, B2)
Tenor Saxophone, Soprano Saxophone, Flute [Alto, Bamboo] ? Brian Smith
Trumpet, Flugelhorn ? Ian Carr
Producer ? Jon Hiseman
※ご注文商品の発送は、毎週水曜日、土曜日に行っています。
★今週末は23(土) ⇒ 24(日)に変更します
※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
★ご注文受付のメールが届かない場合
ご注文後通常は数分以内に「ご注文ありがとうございます」という自動メールが届きます。このメールが届かない場合はサイトの
お問い合わせからお電話番号を添えてその旨ご連絡ください。
ご登録いただいたメールアドレスの入力間違いか、受信拒否設定をされていることが原因のことが多いです。
またまれにスマートフォンのキャリアメール(docomo.ne.jp, ezweb.ne.jp, softbank.ne.jp等)宛のメールが届かないことがあります。
Overseas visitors, we welcome you! If there are any interesting item to you, please feel free to contact us clicking upper right [Contact Us] button.
We accept Paypal. Your want list is welcome especially for Japanese press.