管理番号 |
3L-01456 | 商品ID | 41607510 |
在庫数 |
SOLD OUT |
» 特定商取引法に基づく表記 (返品など)
その他の画像:クリックして拡大画像が見られます
3L-01456 - VA (山下達郎、井上陽水、瀬川洋、カルメン・マキ他) / 限りなく透明に近いブルー(OST) - Sold Out
コンディション違い、仕様違いの同タイトル盤があるかもしれません。アーティスト名等で検索してみてください。
この商品は売り切れですが、再入荷している場合もございます。
アーティスト名等で検索してみてください。
*** LP : Japan / 79 / Kitty / MFK 1044 ***
■ コンディション ■
B / B
TOC-I ; 帯をセロテープで留めていたようで、ジャケット表には2cm×28cmほどの、ジャケット裏には5mm×28cmほどの軽いベトつきがあります。
SPSE ; ジャケットの底が4cmほど割れかかっており、また四辺は所々白く剥がれています(ジャケット表裏にダメージを与えるほどではありません)。
盤面にはひげが散見され使用感があり、またB面に5cmほどのヘアラインがあるので「B」にしましたが、試聴したところ気になるノイズは拾いませんでした。
帯(ジャケットに貼り付けていたと推測されるセロテープのダメージはありません)とデータの載ったインサートを付属。
作者である村上龍が自らメガホンを取り、79年に公開された映画『限りなく透明に近いブルー』のサントラです。
話題になった小説及び映画ですが、サントラということもあり悲惨なほど売れず、90年代以降に「和製メロー・グルーヴ」として一躍人気盤になり、しかも一度CD化されたものの、現在では版権の問題や山下達郎がダダこねて再発がほぼ不可能というややこしい事情を抱えたアルバムです。
「ややこしい事情」は当初からあり、村上龍はオリジナル曲を使いたかったそうですが、楽曲使用料が高いために断念……そこでプロデューサーである多賀英典がスタジオ・ミュージシャンを集め、自ら手がけた小椋佳、井上陽水、カルメン・マキ、上田正樹などに歌わせたそうです。
内容は……小説の舞台となった「60年代後半から70年代前半の福生」の雰囲気を伝えてくれるもので、当時のヒット曲のカヴァーが中心です。
90年代以降に「和製メロー・グルーヴ」として本作が脚光を浴びたのも、福生にはちょっとだけ馴染みのある私にも感覚的に理解でき、「ほんのりとしたアシッド感覚」と翻訳すればいいのですね。
さて、本作最大の目玉であり、再発最大のネックとなっているのは、山下達郎がカヴァーしたヤング・ラスカルズのA-2「Groovin」になるのでしょう。
山下自身は本作収録ヴァージョンが山下主導ではなかったことに不本意だったそうで、91年のアルバム『Artizan』で再度カヴァーしましたが、細かいところにまでこだわりすぎる山下達郎の性癖が裏目に出て、『Artizan』での再度カヴァーは作りこみすぎてしまい、逆に本作収録ヴァージョンが「(オリジナルの)ヤング・ラスカルズをも凌駕するグルーブ感がある」と評価が高まってしまったという皮肉な結果になってしまったそうです。
久し振り聴いたら80年前後の日本における洋楽事情を思い出しちゃって面白かったので、収録曲について簡単に記しておきます。
A-1「青白い夕焼け」はカルメン・マキ&OZの春日博文のオリジナルで、安田裕美がギターを奏でる小曲インスト。
A-2「Groovin’」が問題の山下達郎によるヤング・ラスカルズのカバーで、本人のアレンジでは無い為、納得いかず『アルチザン』で録り直したという曰くつきの再発ほぼ不可能なレア・ヴァージョンです。
A-3「(What A)Wonderful World」はサム・クックの名曲ですが、小椋佳がカバーしているのが面白いですね。
A-4「青白い夕焼け(リュウのテーマ)」は村上龍と春日博文によるオリジナルでカルメン・マキが歌っており、カルメン・マキ&OZを彷彿とさせるロックンロールで春日博文のギターにも惚れ惚れとしてしまいます(マキオズは今聴いても本当に格好E〜な!)。
A-5「Homeward Bound」はサイモン&ガーファンクルの曲を井上陽水がちょっとAORっぽいがストレートにカバーしているのが今となっては相当ユニークで、80年代以降の井上陽水の作風と重ねると興味深い仕上がりです。
A-6「Queen Of Eastern Blues」はアレックス・イーズリーのオリジナル曲。
B-1「Cloudy」はA-5に続き井上陽水によるこれまたサイモン&ガーファンクルのカバーで、個人的には本作のハイライトです。ストリングスやホーンを大胆に導入してプログレ風な大作に仕上がっており、80年代中盤のシティー派作風で快進撃する井上陽水を予見させるナンバーかもね。
B-2「Daydream」は有山淳司によるラヴィン・スプーンフルのカバーですが、ポップながらもブルージーな演奏になっているのは流石です。
B-3「When A Man Loves A Woman」は上田正樹によるパーシー・スレッジのカバーですが、想像するとおりの演奏です。
B-4「「You Didn’t Have To Be A Nice」は元ダイナマイツの瀬川洋によるラヴィン・スプーンフルのカバーなのですが、今でもバリバリのロック魂全開なライブを繰り広げてくれている瀬川さんにしては甘茶なカバーでビックリしちゃいました。
B-5「Love Me Tender」は再び小椋佳によるエルビス・プレスリーで、失礼な言い方かもしれんが無難……もっとも映画のエンド・ロールには相応しいのでしょう。
というわけで、全曲この盤でしか聴けないお宝音源です。
【収録曲とアーティスト、最後はオリジナル・アーティスト】
A-1: 青白い夕焼け 春日博文 0:48
A-2: Groovin’ 山下達郎 4:46 ヤング・ラスカルズ
A-3: (What A)Wonderful World 小椋佳 4:09 サム・クック
A-4: 青白い夕焼け(リュウのテーマ) カルメン・マキ 4:16
A-5: Homeward Bound 井上陽水 3:09 サイモン&ガーファンクル
A-6: Queen Of Eastern Blues アレックス・イーズリー 4:53
B-1: Cloudy 井上陽水 10:25 サイモン&ガーファンクル
B-2: Daydream 有山淳司 2:52 ラヴィン・スプーンフル
B-3: When A Man Loves A Woman 上田正樹 3:51 パーシー・スレッジ
B-4: You Didn’t Have To Be A Nice 瀬川洋 4:02 ラヴィン・スプーンフル
B-5: Love Me Tender 小椋佳 3:19 エルビス・プレスリー
【パーソネル】
Drums ; ロバート・プリム、上原裕、西哲也
Bass ; 田中章弘、高梁ゲタ男、小原礼
Guitar (Electric) ; 大村憲治、椎名和夫、春日博文
Guitar (Acoustic) ; 安田裕美、笛吹利明、佐藤正美、石川鷹彦、有山淳司、長田和承
Keyboards ; 難波弘之、中西康晴、難波正治
Percussion ; Pecker、中島卸
Sax ; 土岐英史
Chorus ; Feeling Feel、Pipi、原久美子、星勝
※ご注文商品の発送は、毎週水曜日、土曜日に行っています。
※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
★ご注文受付のメールが届かない場合
ご注文後通常は数分以内に「ご注文ありがとうございます」という自動メールが届きます。このメールが届かない場合はサイトの
お問い合わせからお電話番号を添えてその旨ご連絡ください。
ご登録いただいたメールアドレスの入力間違いか、受信拒否設定をされていることが原因のことが多いです。
またまれにスマートフォンのキャリアメール(docomo.ne.jp, ezweb.ne.jp, softbank.ne.jp等)宛のメールが届かないことがあります。
Overseas visitors, we welcome you! If there are any interesting item to you, please feel free to contact us clicking upper right [Contact Us] button.
We accept Paypal. Your want list is welcome especially for Japanese press.