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*** LP ： Japan / 77 / 日本コロムビア / LX-7033-A ***
■　コンディション　■
A- / B+
ジャケットには眼を凝らしてみると極々薄い染みがボンヤリとあるので「A-」にしましたが、擦れや角打ちはありません。
盤面にはひげが散見されて使用感があるので「B+」にしました。
ヘアラインが数本とB-3に浅い傷がありますが、聴いた限りノイズは拾いませんでした。
帯（天が3cmほど破れています）、歌詞とライナー（薄い染みが浮いています）を付属しています。

男ならジャケットに見惚れてしまう佐藤奈々子の代表作となる77年の2作目です。
当時レコード店で見かけて内容も知らないのに、少ない小遣いをはたいてジャケ買いした男子中高生も少なからずいたことでしょう。
多くの女性が妬んで敵意を剥き出しにする表情のジャケットなんだけど、聴かせた途端ウットリとした恍惚の表情になるのもまた事実なんだな！
内容はといいますと、ジャズやボサ・ノヴァといった古き良き時代のサウンドを借りて、ロマンチックで、どこか悲しげな独自の世界を、一度聴いたら耳から離れない、キュートで、ほのかにセクシーなのにどこか乾いている（都会的？）ウィスパリング・ヴォイスで魅了してくれます。
作詞・佐藤奈々子、作曲・佐藤奈々子と佐野元春の共作が8曲、佐野元春の単独作が3曲ですが、編曲を全曲ジャズ・ギタリストの横内章次に委ねているのが「ジャケ」だけではなく、本作を今も名盤と讃えられている由縁だと思います。
大野雄二バンドの杉本喜代志(ギター)の他、伊藤昌明(ベース)、稲葉国光(ベース)、飯吉馨(ピアノ)、穴井忠臣(パーカッション)など、ジャズ畑の一流どころが、さりげなく的確なサポートをしています。
年々見かけなくなっていますが、無理してでもアルバム・サイズでお顔を拝みながら拝聴しなきゃいけません。
【収録曲】
A-1. グッド・タイム・スウィンギン
A-2. フェアウェル・パーティー
A-3. ラズベリー・ラヴァー
A-4. ハリー・ブギー
A-5. スリーピー・コール
A-6. ミューズの恋人
B-1. 週末のハイウェイ
B-2. 海にうかぶピアノ
B-3. チープ・ダンス
B-4. オリーヴの風
B-5. イヴの月の上で

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※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
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