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Spooky Tooth featuring Mike Harrison / The Last Puff (USA)
管理番号 3L-01180商品ID34157131
在庫数 SOLD OUT

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3L-01180 - Spooky Tooth featuring Mike Harrison / The Last Puff (USA) - Sold Out
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この商品は売り切れですが、再入荷している場合もございます。
アーティスト名等で検索してみてください。
*** LP : USA / 72 / A & M / SP 4266 ***
■ コンディション ■
B+ / A
RW ; 表ジャケットに薄いリングウエアと裏ジャケットに擦れがあります。
表ジャケット左側に小さな染みが幾つか浮いています。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。

混沌としたサイケ・アルバム、奇妙な実験音楽アルバム、ハード・ロックとアルバムごとにスタイルを変えるので、いまいち掴み所のないバンドの典型がスプーキー・トゥースかもしれませんね。
私の場合は、サイケもフォークも現代音楽も好きですし、なによりもマイク・ハリソン(nMike Harrison)のヴォーカルが大好きなので、無理なく同じバンドとして聴いてきました。
それくらいマイク・ハリソンの存在感は凄く、ミラー・アンダーソン(Miller Anderson)と同レベルの評価を得てもいいのではないでしょうか。
スプーキー・トゥースは世紀の奇作「セレモニー」を推進めたゲイリー・ライトが抜け、メンバーはマイク・ハリソン、ルーサー・グロヴナー、マイク・ケリーの3人に……マイク・ハリソンとIsland社長のクリス・ブラックウエルが打った手は、グリース・バンドからギターのヘンリー・マカローとベースのアラン・スぺナーを迎え、しかもプロデューサー兼キーボードにクリス・ステイトン……つまり絶頂期のジョー・コッカーを支えた3人が合流ときたもんだ。
つまり本作は「スプーキー・トゥース+グリース・バンド」という相当出鱈目な組み合わせのはずですが、そもそも志向していた音楽が同じこともあって、世間的なジャンル分とは違った、知られざる英国スワンプの大傑作となっております。
出てくる音は、そのまんま^^v……中でも傑作なのはビートルズ「アイ・アム・ザ・ウォルラス」で、テンポも最大限遅くし、重々しいスワンプと呼ぶには土臭さは希薄ですがいかにも、グリース・バンドといったカヴァーになっています。
脱退したゲイリー・ライトも1曲置き土産を残していて、ゲイリー自身のソロ・アルバムで2度も録音されているのですから、スプーキースには未練があったのでしょうね。
アルバム中のハイライトはアメリカのSSW、デヴィッド・アックルズの「ダウン・リヴァー」という曲でして「さすがグリース・バンド」ってな圧倒的な迫力で、ぐいぐい盛り上がっていく熱唱は圧巻です。
他にも、ジョー・コッカーの曲やエルトン・ジョンの曲等も取り上げており、こちらもナイスなスワンプ・テイストに仕上がっています。
全体的に見ると、クリス・ステイトンのキーボード特にピアノが、ニッキー・ホプキンス、もしくはエルトン・ジョン流の気の利いた、センス溢れるもので、アルバム全体を好リードしています。
そして、マイク・ハリスンというヴォーカリストの真の実力がやっとヴェールを脱いだという事実が、痛いほどに伝わってきます。
「歴史的名盤」とは言えませんが、違いの分る男に愛され続ける「歴史的好盤」として自信を持ってお薦めします。
アルバム製作後、若干のプロモーション用のコンサート等はやったようですが、予定道り?解散、メンバーはそれぞれの道を進むことになり、マイクは商業的な成功こそ納められなかったものの優れたスワンプ・アルバムを2枚発表しました。
その後の数年間はメンバーにとって、スプーキー・トゥース、グリース・バンドがいかに偉大なバンドであったのか、という事を心底から思い知らされた時間だったのではないかと思います。
【収録曲】
A-1. I Am the Walrus Lennon, McCartney 6:22
A-2. The Wrong Time McCracken, Wright 5:07
A-3. Something to Say Cocker, Nichols 5:49
B-1. Nobody There at All Martin, Post 3:58
B-2. Down River Ackles 4:47
B-3. Son of Your Father John, Taupin 3:52
B-4. The Last Puff Stainton 3:37
【参加メンバー】
Mike Harrison ; Keyboards, Vocals
Luther Grosvenor ; Guitar
Mike Kellie Drums
Henry McCullough ; Guitar
Alan Spenner ; Bass
Chris Stainton ; Keyboards, Producer
Chris Blackwell ; Producer



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