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*** LP ： UK / 76 / Pilgrim / 421 ***
■　コンディション　■
A- / A
コーティングされた表ジャケットは、ラミネートのシワとくすみが少々出ていますが艶は十分に残っており、中古としては申し分のないコンディションでしょう。
四辺四隅にもダメージはないのですが、非コーティングの裏ジャケットの上部中央に1cm四方範囲以内の染みと、ごくごく薄いリングウエアがあるので、ジャケットの評価は「A-」にしました。
盤面にはひげが数本ありますが、気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションでしょう。

RDM誌（【ラビリンス9102】）で紹介されて以来、美人ではないがなんともチャーミングなダナ（Dana）が気になっていた、デイブ・アンド・ダナのおそらくは2作目です。
因みに、デイブはロンドン生まれで、ダナは米国メリーランド生まれだそうですが、便宜上「英国フォーク」に分類しています。
前作は夫婦二人だけの至ってシンプルな内容でしたが、本作ではサポート･メンバーがついています。
デイブは曲によってはシタールまで弾き、リズム隊も出しゃばってこないし、ミニムーグの使い方も控え目でほんのりしちゃいます。
しかしあくまでもメインは、ダナの男心をくすぐるチャーミングで美しい歌声と、デイブの表情豊で的確なギターで、前作同様極上のフォーク・アルバムと断言します。
唄われる内容はジーザス賛歌のようですが、宗教独特の押し付けがましさが全くなく、前作同様仄かにアシッド臭まで漂ってくる清涼感に満ちた内容です。
A-1に針を落とした瞬間にしっとりとした清楚な音世界に引き込まれること必至です。
せみまる氏が大絶賛している「A-4」は前作収録と同一曲で、本作収録ヴァージョンはバンドによる演奏です。
（英国）自主フォーク・ファンは当然として、アシッド・フォーク・ファンにも、自信を持ってオススメできる1枚です。
【収録曲】
A-1. Come On In (D. J. & D. L. Price)
A-2. Don't Let Them Fool You (L. Hayles)
A-3. Doing My Job For Jesus (B. L. Milis)
A-4. Remain In Me (D. J. & D. L. Price)
A-5. How Much (Do You Think You Are Worth) (G. Kendrick)
B-1. Melchisedek (K. & P. Smith)
B-2. I Don't Know Why (A. Crouch)
B-3. Love (J. Daniels)
B-4. I Am The Way (L. Hayles)
B-5. If I Tried (Mackenzie)
B-6. Troublesome Waters (H. Carter, E. J. Carter & D. Deen)
【参加メンバー】
Dana Price ; Vocals
Dave Price ; Guitars, Sitar
Gerry Page ; Bass
Pete Yates-Round ; Drums
Peter Shade ; Vibes
Pete Banks ; Minimoog
Garth Hewitt ; Harmonica

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