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*** LP ： UK 1971 / Argo / ZFB 19 ***
■　コンディション　■
A- / A
ジャケット：正面のみラミネート・コーティングの施されたぺらジャケ。シュリンクがかかっています。白地の裏面はシュリンクがめくれており開口部沿い3cm幅程度にほんのりと経年の色焼けが見られます。写真では裏面の汚れが目立つようですが数ヶ所に経年の薄シミがある程度で、他はシュリンクの表面の汚れです。またぺらジャケのためシュリンクが縮む張力で水平方向に軽い波打ちが見られます。
ディスク：レーベルは片面のみ微細なヒゲがほんの少し。盤面は極美品です。
マトリクスは 1G/1G 。
パテントNo.入り穴開きビニール内貼り内袋付属。

英国フィメール・フォークを代表するマリー・リトルの記念すべきデビュー作「ファクトリー・ガール」。
Argoレーベルに残された有名なレア盤でもあります。
A面は全曲トラッド、B面はジョニ・ミッチェル、ディラン、ラルフ・マクテル等のカヴァーで固めたポップ・フォークといった構成で、A/B面で全く異なるアルバムのような趣です。
アルバムタイトルはラストのラルフ・マクテルの曲名からとられています。
A面のトラッドサイドは親しみやすい良い曲が並んでおり、これをジューン・テイバーあたりとは正反対の少し舌足らずなかわいらしい声で歌っています。他のトラッドアルバムではちょっと体験できない、えも言われぬほんわかとした世界にはとても新鮮な感動を覚えます。
頻繁に登場するドブロの音もこの独特の音世界に大きな役割を担っています。ドブロのスライド音とバリー・ドランスフィールドのフィドルが絡み合う幽玄な音世界。これはそのままTrailerからの2ndアルバムにも踏襲されています。
B面は打って変わって60年代風味あふれるフォークロック・サウンドで曲によってはホーンセクションが入ったりもします。これはこれでバーバラ・ディクソンの同時代作品あたりが好きな方なら普通に楽しめるものでしょう。
ちなみにラストのタイトル曲だけはA面路線でドブロをバックに渋く決めてくれます。それにしてもこの「ファクトリー・ガール」は本当に名曲だよなぁ。
CD化もされましたが、存在感あふれるオリジナル盤は格別の味わいがありますね。
超強力推薦盤！！

英国ARGOオリジナル盤。シュリンク入り美品です。



[A]
The Twa Corbies (Trad)
The White Cockade (Trad)
Friendless Mary (Trad)
The Baron O’ Brackley (Trad)
The Story Of Cotton (Trad)
The Foggy Dew (Trad)
[B]
Morning Of My Life (B. A. Gibb)
A Song For All Seasons (Peter Ryder)
Galleries (Joni Mitchell)
Just Like Tom Thumb’s Blues (Dylan)
Last Train And Ride (Ralph McTell)
Factory Girl (Ralph McTell)

Marie Little vocals, guitar
Robin Dransfield guitar
Barry Dransfield fiddle
Smiley (Tom Bowker) dobro and banjo
Dave Moses bass and recorder

Musical arrangement: Bill le Sage

Producer: Frederick Woods
Engineer: Ade Martins

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