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*** LP ： ?? / ?? / Fallout / FOLP 2013 ***
■　コンディション　■
A / A
シュリンク入りの極美品。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、とても綺麗です。

若くして亡くなったPat Kilroy、66年の唯一のアルバム「Light Of Day」（オリジナルはElektra）は、「最初のアシッド・フォーク作品」と評されている「知られざる名盤」といってもいいでしょう。
あまり語られることはありませんが、60年代中頃のElektraやVanguardにはかなり個性の強い独創的なアーティストのアルバムをリリースしていましたが、そんな中でも66年に残したPat Kilroyの唯一のアルバムは格別でしょう。
サンフランシスコのフォーク・シーンで活動していたPat Kilroyが、音楽理論を学んでいたSusan Graubardを誘ったことからこのアルバムは生まれることになったそうです。
その時期のPat Kilroyはニューエイジ哲学にも傾倒しており、またレコーディングの途中でPat KilroyとSusan Graubardは新しい楽器と音楽の題材を求めて欧州、モロッコへと旅行したそうです（66年というのはかなり早い時期です）。
レコーディングにはStefan GrossmanやEric Kazといった手練れが参加し、ブルース色の濃いフォークロックナンバーは充実しており、繊細な歌声も絶品ですが、何よりも全篇の色合いを決定付けるコンガやタブラの音色で、そこにフルートやグロッケンシュピールの瑞々しさが加わった、東洋的で不思議な雰囲気と夢見心地なサウンドはこの世のものとは思えない美しさ。
多様な音楽的背景から生まれたそのサウンドから後年「最初のアシッド・フォーク作品」と言われるようになったのも納得です。
Tim Buckleyあたりが好きな人にはたまらない内容だと思います。
【収録曲】
A-1.The Magic Carpet (2:00) A-2.Roberta's Blues (2:32) A-3.Cancereal (4:15) A-4.A Day at the Beach (3:40) A-5.The Pipes of Pan (2:34) A-6.Mississippi Blues (3:36)
B-1.Vibrations (3:11) B-2.Light of Day (2:58) B-3.The Fortune Teller B-4.Canned Heat (2:58) B-5.River (4:06) B-6.Star Dance (1:56)
【参加ミュージシャン】
Pat Kilroy ; Guitar, Bass, Cymbals, Glockenspiel, Jew's-Harp, Vocals
Susan Graubard ; Flute, Glockenspiel
Bob Amacker ; Tabla
Stefan Grossman ; Guitar
Eric Kaz ; Harmonica
Marc Silber ; Guitar
Jim Welch ; Conga
Peter K. Siegel ; Producer

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