*** LP : USA 1970 / AMPEX / A-10104 ***
■ コンディション ■
B+ / B+
ジャケット:細かなエンボス加工の施された分厚く無骨な見開きジャケットです。背表紙上下角スレ。上辺わずかな薄スレ、背表紙折れ目にスレ、下辺は軽いスレと開口部5cmほど割れ。表裏、中面はわずかな薄シミのみでとてもきれいです。
ディスク:レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面は薄スレがそこそこ出ていますが傷というほどのものはなく、普通に良品です。
ジェシ・ウィンチェスターの1st。
古くからのシンガーソングライター・ファンにはまさに伝説のアルバムと言っていいでしょう。
「ロビー・ロバートソンのプロデュース。エンジニアはトッド・ラングレン」と、わざわざ紹介するのもばからしい名作ですが、特に見開き4面すべて同じモノクロ写真を配するというデザインワークが秀逸で所有欲を思いっきり書きたてさせられます。
本作のリリースが71年、ジェシはその数年前に徴兵を忌避して国境を超えカナダに逃げていたのは、有名な話ですね。
そんなアメリカからカナダに逃げたジェシと正反対で、カナダからアメリカに憧れていたロビー・ロバートソンという、どこか屈折した「組み合わの妙」が本作を唯一無二のものにしているのかな???
オリジナル・アルバムに納められている11曲は、ロビーとの共作の「スノウ」を除いて、すべてジェシの手によるオリジナル曲。
なかでも、「ザ・ブランド・ニュー・テネシー・ワルツ」、「ヤンキー・レディ」、「ビロキシ」の3曲は、SSWファンには永遠の名曲ですよね。
ルイジアナ生まれでテネシー育ちのJesseだそうですが、汗臭さというのかスワンプテイストはさほど強くなく、一人の男の心象風景、あの時代の空気感も記録していることが素敵です。
ロマンチシズムをたたえながらも、メランコリックになり過ぎない、とても素敵なアルバムです。
ざらざらした極厚で無骨な質感のジャケットはAMPEX盤独特のもの。存在感ありまくりです。病気の人ならさわっているだけで幸せになれる(?)逸品です。
★試聴曲は別レコードの音源です。
A-1 Payday Winchester 2:53
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A-2 Biloxi Winchester 3:20
A-3 Snow Robertson, Winchester 2:23
A-4 The Brand New Tennessee Waltz Winchester 3:08
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A-5 That's a Touch I Like Winchester 2:49
B-1 Yankee Lady Winchester 4:03
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B-2 Quiet About It Winchester 2:28
B-3 Skip Rope Song Winchester 2:27
B-4 Rosy Shy Winchester 3:04
B-5 Black Dog Winchester 4:41
B-6 The Nudge Winchester 3:28
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Jesse Winchester ; Guitar, Piano, Vocals
Bob Boucher ; Fender and Standup Electric Bass
David Rea ; Guitar, Vocals, Vibes
Ken Pearson ; Organ, Piano, Keyboards, Vibes
Dave Lewis ; Drums
Guy Black ; Drums
Al Cherney ; Violin
Levon Helm ; Mandolin, Drums
Robbie Robertson ; Guitar, Producer
Todd Rundgren ; Engineer ic Bass
David Rea ; Guitar, Vocals, Vibes
Ken Pearson ; Organ, Piano, Keyboards, Vibes
Dave Lewis ; Drums
Guy Black ; Drums
Al Cherney ; Violin
Levon Helm ; Mandolin, Drums
Robbie Robertson ; Guitar, Producer
Todd Rundgren ; Engineer
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