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*** LP ： USA 1970 / Columbia / C 30277 ***
■　コンディション　■
B / B+ / WD PH SPSE
ジャケット：右上コーナーカット。四隅、四辺スレ（下辺はぼろぼろ）、下辺開口部12cmほど割れ。左下角部水に濡れた跡があります。正面は薄スレ少々、右上に薄いスタンプ、パンチホール3つ。裏面はなかなかきれいです。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面は薄スレがそこそこ出ていますが表面的なもので、A-寄りの良品です。

ブラックホーク名盤99選にも選出されていたトニー・コジネックの超絶名作「バッド・ガール・ソング」。
説明不要、心に染み入る本当の名盤ですね。
イギリス生まれカナダ育ちのSSW、トニー・コジネクがピーター・アッシャーのプロデュースにより70年にリリースした2枚目。
トニー・コジネク（ヴォーカル＆ギター）、マリベス・ソロモン（ピアノ＆フルート）、マーク・ラムス（ベース）、ラス・カンケル（ドラムス）の4人による歌に寄り添うような演奏が最高です。このあたりの音作りはピーター・アッシャーの功績でしょうか。
シンプルなギター、優しく爽やかなメロディ、素朴な声……よくニック・ドレイクと比較されますが、ニック・ドレイクほど引篭もってはいません。
線の細さも時折感じるトニー・コジネクの歌声ですが、いやされ感は申し分なし。
疲れている寒い冬に、温かくしてホッと一息つけるような温かみのあるアルバム。そんな感覚が日本のマニアに愛され続けている由縁だと思います。
基本中の基本。

米国盤。







A-1.The World Still
A-2.I Use Her
A-3.Bad Girls
A-4.Come And Go
A-5.Medley:it's Raining-car Car Car
A-6.'48 Desoto
B-1.Gemini At Pains
B-2.Me And My Friends
B-3.Dinner Time
B-4.Wheatfield
B-5.The Sun Wants Me To Love You
B-6.My Cat Ain't Comin Back

Tony Kosinec
Mark Lams
Maribeth Solomon
Russ Kunke

Produced By Peter Asher

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