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*** LP ： UK 1972 / Decca / SKL 5116 ***
■　コンディション　■
B+ / A-
ジャケット：表側のみコーティングされた美しいジャケットです。左上角軽い打痕／擦れ。ラミネートは薄擦れ／薄汚れがちらほらと出ていますが、つやつやで美しいです。非コーティング白地の裏面も薄汚れ／薄擦れはあるもののまずまず。全体にA-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク：ヒゲがほんの少し。盤面はわずかな使用感のみの美品です。
マトリクスは1W/1W。
DECCAのカンパニー内袋付属。

バーバラ・ディクソン72年の名作「フロム・ザ・ベガーズ・マントル」です。
彼女の初期作はどれも素晴らしいできですが、これも例外ではありません。
トラッドとコンテンポラリーを半々でやっており、超英国的な美しいジャケットの印象そのままの素晴らしく端正で格調高い作品です。
コンテンポラリーの曲はアーチー・フィッシャーのオリジナルの他、アラン・テイラーの"The Lady"収録のA4やリンディスファーンの1stからアラン・ハルのB4を取り上げています。特筆すべきはアレンジの素晴らしさで、トラッドもコンテンポラリーも違和感なく見事な統一感で聴けてしまうこと。ニック・ジョーンズのフィドルが素晴らしいです。
独特の深い歌唱は、聴き進むに連れ彼女の世界にぐんぐん引きずり込まれていくような、引き返すこともできないような恐ろしい魅力を秘めています。艶があってしっとりとした魅力がたまらないですね。
英国フォークファンにバーバラ・ディクソンをどれか1枚ということなら、迷わず本作をおすすめします。
大推薦盤！

オリジナル英国盤。











[A]
1.Witch of the Westmorland (Archie Fisher) (4:08)
2.If I Never, Ever Saw You Again (Archie Fisher) (3:03)
3.Recruited Collier (Traditional) (2:35)
4.The Morning Lies Heavy On Me (Allan Taylor) (3:10)
5.Fine Flowers in the Valley (Traditional) (3:01)
[B]
1.Lord Thomas of Winesberry and the King's Daughter (Traditional) (6:02)
2.The Climb (Archie Fisher) (3:16)
3.The Orange and the Blue (Traditional) (3:38)
4.Winter's Song (Alan Hull) (4:32)

Vocals, Guitar, Piano - Barbara Dickson
Guitar, Concertina - Archie Fisher
Guitar, Fiddle - Nic Jones
Bass, Piano - Darryl Runswick
Cello - Bill De Mont
Producer - Ray Horricks
Engineer - Derek Varnals

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