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*** LP ： USA 1968 / Takoma / A1022 ***
■　コンディション　■
B- / B+ / TOC-II RW SESP
ジャケット：カレッジのラジオステーションのものみたいです。上辺開口部5cmほど割れ。ステーションのスタンプ。リングウェア他擦れ。背表紙全体にテープ補修と管理用シール。歌面は薄汚れが少しでなかなかきれい。
ディスク：ヒゲ無し。盤面は薄擦れのみの良品です。

米国の女性フォーキー、リタ・ワイルのたぶん唯一作。
ほとんどが独唱たまにごくシンプルなバックが付くだけという激渋のトラディショナルフォーク作品です。
Jean RitchieやRosalie Sorrelsの初期伝承歌時代のような感じ。英国トラッドを多く取り上げていておなじみの"Lord Bateman"なんかもやっています。
とても歌の上手い人でトラッド好きならあっというまに彼女の世界に引き込まれてしまうでしょう。もう少しアルバムを残してもいいようなものですが、この後の活動は裏方に徹していたようです。
彼女はLAのフォーク雑誌のエディターでたまに"Sing Out"にも寄稿したり、またカリフォルニアの様々なイベントのオルガナイザーとしても活躍していたらしい。
Frankie Armstrongの米国録音の2nd、"Out of Love, Hope and Suffering"ではプロデュースやライナーを書いたりしていましたね。
トラッド好きには実に愛すべき素晴らしいアルバムです。
大推薦！

A1 Unquenching Fire
A2 William Hall
A3 Pretty Fair Damsel In The Garden
A4 The Bramble Briar
A5 Fond Affection
A6 Lord Duneagle
B1 Lord Bateman
B2 Rocking The Cradle
B3 The Wife Of Usher's Well
B4 The Dark-Eyed Gypsy
B5 The Lass Of Aughrim
B6 Polly Oliver's Rambles

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