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*** LP ： USA / 86 / Philo / PH-1109 ***
■　コンディション　■
A / A
ジャケットはノーカットでリングウエアや角打ちのない、中古としては申し分のないコンディションです。
盤面にはひげも気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
歌詞の載った内袋を付属（破れなし）。

テキサス出身の女性SSW、ナンシー・グリフィスの4枚目で、ビル・キースとのコンビで名を馳せたジム・ルーニーとの共同プロデュースで制作されました。
サポートするのはジム・ルーニーの盟友パット・アルガーやべラ・フレック、ロイド・グリーンらで、70年代のウッドストックとナッシュビルが一つになったようなアコースティックで奏でるカントリー・ロック寄りのSSWアルバムで、70年代の香りに満ちています。
端的に言うと、ブルー・ヴェルヴェット・バンドの女性ヴォーカル版といった趣きですね。
腕達者のミュージシャンのサウンドが心地好く、ナンシー・グリフィスの暖かくて柔らかいナチュラルなヴォーカルを柔らかく包み込んでいます。
トム・ラッセルのA-3「St. Olav's Gate」とパット・アルガーのB-2「Goin' Gone」がカヴァーで、残りの9曲が彼女のオリジナルです。
B-2「Goin' Gone」は本作よりも先にアイルランドの歌姫メアリー・ブラックで聞いていたのですが、肌触りというのか質感の違いが面白かったです。
高い評価を受けているナンシーのソング・ライティングも冴え渡っており捨て曲なしで、A-2「Love at the Five and Dime」はキャシー・マティア取り上げられ、カントリー・チャートに登場するヒットとなったそうです。
本作を最後にメジャーのMCAに移籍して。現在のよりコンテンポラリーなフォーク/カントリー/ポップ路線を推し進めていくことになりますが、本作は初期の初々しさと手作り感に満ちた70年代のような素朴なSSWタイプのアルバムです。
CD時代に突入した86年作ということもあり、アナログは稀少です。
大推薦。
【参加ミュージシャン】
Acoustic Guitar [Lead], Guitar [High String] ? Pat Alger
Acoustic Guitar, Lead Vocals, Harmony Vocals ? Nanci Griffith
Banjo ? Bela Fleck
Cello ? John Catchings
Double Bass ? Roy Huskey Jr.
Drums, Percussion ? Kenny Malone
Electric Guitar ? Phillip Donnelly
Harmony Vocals ? Lyle Lovett
Mandolin, Acoustic Guitar [Lead] ? Rick West
Mandolin, Violin, Mandola ? Mark O'Connor
Piano ? Ralph Vitello
Producer ? Jim Rooney, Nanci Griffith
Resonator Guitar [Dobro], Steel Guitar [Pedal] ? Lloyd Green
【収録曲】
A-1 "Last of the True Believers" - 2:47
A-2 "Love at the Five and Dime" - 4:33
A-3 "St. Olav's Gate" (Tom Russell) - 3:03
A-4 "More Than a Whisper" (Griffith, Bobby Nelson) - 3:42
A-5 "Banks of the Pontchartrain" - 3:39
B-1 "Lookin' for the Time (Workin' Girl)"- 2:43
B-2 "Goin' Gone" (Pat Alger, Bill Dale, Fred Koller) - 4:19
B-3 "One of These Days" - 2:54
B-4 "Love's Found a Shoulder" - 2:19
B-5 "Fly by Night" - 2:36
B-6 "The Wing and the Wheel" - 2:41
All tracks composed by Nanci Griffith; except where indicated

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