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3L-01666 | 商品ID | 51504062 |
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SOLD OUT |
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3L-01666 - Sonny Landreth and Bayou Rhythm / Way Down In Louisiana (Rare Original) - Sold Out
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*** LP : USA / 85 / Blues Unlimited / 5026 ***
■ コンディション ■
A- / A
ジャケットにリングウエアや抜けはないのですが、左下に極軽い角打ちがあり2.5cm四方内に皺が寄っているので厳しく「A-」にしました。
盤面にはひげや気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
歌詞とデータの載った内袋を付属(底が5cmほど破れています)。
ソニー・ランドルスが85年に発表したサザン・ブルースとザディコの香りが漂う2作目です(『Down In Louisiana』はブレイク後のメジャーからの再発です)。
今でこそ知名度もあるソニー・ランドルスですが、当時はまだルイジアナのブルース、ザディコ/ケイジャン・シーンを中心に活動しており、一般の音楽ファンにはほぼ無名の存在でした。
私自身リチャード・トンプソン参加ということでマイケル・ドーセットの87年作をリアル・タイムで買ったらえげつないスライドを弾いている奴がいて、慌てて1stとこの2ndを探したのでした(大手輸入盤店にはなく、確かパイドパイパーで見つけたんじゃなかったかな?)。
ソニー・ランドルスが一躍脚光を浴びたのは翌88年にジョン・ハイアットに抜擢されてからですね。
また、強烈なインパクトのあるソニーのスライド奏法は、独自で編み出した「ビハインド・スライド奏法」と知ったのは後年のことです。
本作が人気を集める特徴は二つあります。
その1は、「サザン・ブルースとザディコの香り」が色濃くサザン・ロックであることでしょう。
ケイジャン、ザディコとはルイジアナ特有の音楽で、その誕生にはアメリカの歴史的と地域性な背景があります。
ルイジアナ州、ニュー・オリンズという地名からもお察しの通り、アメリカが英国からの独立後も彼の地はフランス領で、南部でありながら黒人奴隷の文化に寛容で独自の文化が生まれ、ニュー・オリンズがジャズ発祥の地とされるのも納得できますよね。
大雑把にいいますと、英国にルーツのあるブルーグラスとは違ったフランスの民族音楽が深南部の黒人音楽と結びついたのが、ケイジャンとかザディコと呼ばれる音楽で、それをロック・フィールドで真正面から取り組んだ稀有なアルバムだということです。
その2は、本作はソニーとバンド名義になっていますが、ソニーにしては唯一の実質的な「バイヨー・ブルー」というバンドのアルバムであることです。
しばしば「セッション・アルバムのようだ」といったレコ評を見かけますが大間違いで、ソニーとメル・メルトンにデイヴ・ランソンの3人は60年代後半からのバンド仲間で、特にメルは曲も提供しヴォーカルもとっており、ソニー・ランドルスのアルバムで唯一バンド然としたサウンドが凝縮されています。
このバンドの最大の特徴は、ソニーのビハインド・スライド奏法と呼ばれる独特のスライドとメル・メルトンのアコーディオンのように聴こえる秀逸なハープの絡みに尽きると思います。
また、ソニーもミュージシャンとして脂が乗り切る直前ということで、全編エレキのスライド・プレイにも様々なアイデアが試行されています。
ジョン・メイオールやネヴィル・ブラザースらがカヴァーして今やニュー・オリンズ・クラシックとなりつつあるA-5「Congo Square」は本作が初出であることからもお分かりの通り、オリジナル曲のクオリティーも半端じゃなく高いです。
1曲ごと、じっくりと聴いていきましょう。
A-1「I Yi Yi」は恩師クリフトン・シェニエのカヴァーで、ドクター・ジョンの「Iko Iko」のようないい陽気なナンバーで、ソニーの独特のスライドとメル・メルトンのアコーディオンに似せたハープを早くも堪能できます。
A-2「Sugar Cane」はソニーのオリジナルで、メル・メルトンのブルース・ハープは疾走する格好いい曲です。
A-3「I Had A Dream」はメル・メルトンによるオリジナルでのミディアム・スローのブルースですが、纏わり付くような暑苦しさはないのが面白いところ。
A-4「Without My Baby」もメル・メルトンのオリジナルで、彼のハープを前面に出した軽快なナンバーです。
A-5「Congo Square」はソニーのオリジナルで先述のとおり、ジョン・メイオールやネヴィル・ブラザースらがカヴァーして今やニュー・オリンズ・クラシックとなりつつある名曲で、軽快なリズムの上で柔軟なインタープレイを堪能できる名演でもあります。非の打ち所無し!
B-1「Checking Up On My Baby」はブルースの巨人Sonny Boy WilliamsonIIのカヴァーで、オールド・スクールのブルース・ナンバーを軽快なファンク・ブルースにアレンジしていますが、ブルース・ハープを前面に出して偉大なる先達への敬意を表しています。ゲストの転がるようなピアノも実に心地好い。
B-2「The Parish Line」はソニーのオリジナルで、一般には最も「サザン・ロック」をイメージしやすい曲だし、ソニーのスライドを最も堪能できる曲でもありますが、バイヨー・ブルーの演奏は南部特有のくどさがなくて軽快なんだよな。オールマンの『Brothers and Sisters』が好きな人にはたまらないかも?
B-3「Little Linda」はメル・メルトンのオリジナルのサザン・テイスト満開の軽快なロックンロール!
B-4「If I Ever Get Lucky」はA-1に続く恩師クリフトン・シェニエのカヴァーなのですが、個人的にはザディコの「軽快」なイメージとは真逆の重厚なブルース・ロックに仕上げているのが見事です。
B-5「Everybody's Breakin' Everybody's Heart」はソニーのオリジナルで、初期のドクター・フィールグッドあたりも通ずる下世話なロックンロールで、ライブで見たら無条件で踊りだしそう!
最も勢いのあったソニー・ランドルスを思い切り堪能できる驚異的な大名盤!
【Bayou Rhythm】
Sonny Landreth ; vocals, guitars
Mel Melton ; vocals, harmonicas
Dave Ranson ; bass
Mike Binet ; drums
【収録曲】
A-1. I Yi Yi Cliffton Chenier
A-2. Sugar Cane Sonny Landreth
A-3. I Had A Dream Mel Melton
A-4. Without My Baby Mel Melton
A-5. Congo Square Sonny Landreth
B-1. Checking Up On My Baby Sonny Boy WilliamsonII
B-2. The Parish Line Sonny Landreth
B-3. Little Linda Mel Melton
B-4. If I Ever Get Lucky Cliffton Chenier
B-5. Everybody's Breakin' Everybody's Heart Sonny Landreth
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※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
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