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Sweeney's Men / The Tracks Of Sweeney (Reissue)
管理番号 3L-01620商品ID48839391
在庫数 SOLD OUT

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3L-01620 - Sweeney's Men / The Tracks Of Sweeney (Reissue) - Sold Out
コンディション違い、仕様違いの同タイトル盤があるかもしれません。アーティスト名等で検索してみてください。

この商品は売り切れですが、再入荷している場合もございます。
アーティスト名等で検索してみてください。
*** LP : UK / 77 (69) / Transatlantic / TRA SAM 40 ***
■ コンディション ■
A- / A
RW ; ジャケット表裏に薄いリングウエアと淡い色のジャケットのためぼんやりとした経年の疲れがあるので、ジャケットの評価は「A-」としました。
盤面にはひげや気になる擦れもなく、中古としては申し分のないコンディションです。
再発なのであまり意味ないですが、一応レアなのでマトリクスを記しておくと、【A-1△G // B-1△G】です。
PATENT NO.入り白インナーバッグ付属(破れなし)。

テリー・ウッズ、アンディ・アーヴァイン、ジョニー・モイニハンが在籍していたアイリッシュ・フォークの最重要グループ、スゥイニーズ・メンの69年作の2nd(オリジナルは激レア)の77年の再発です。
詳細は後述しますが、本作の質感は「トラッド風味のアーシーなSSW的アシッド・フォーク」とでも言えばいいのか、69年当時のアイリッシュ・フォークのエッセンスがグシャッと詰め込まれていて、バンド名は有名なのに今でも彼らの功績が語られない最大の要因なのでしょう。
改めてちょっと調べたところ、スゥイニーズ・メンがブリテンとアイルランドにおけるフォークロック・ムーヴメントのルーツとして「神格化」されている理由は3つあるようです。
1) メンバーの交友関係
最も重要なのは「参加メンバーとその交友関係」で、アンディ・アーヴァイン、テリー・ウッズ、ジョニー・モイニハン、ヘンリー・マッカロウそしてポール・ブレイディたちは66年当時にはギグをこなしていたそうですし、ジョニー・モイニハンと付き合っていたアン・ブリッグスはスゥイニーズからの影響をもろに受けているそうです。
面白いところでは、テリー・ウッズはシン・リジーの前身バンドに一時的に加わりフィル・ライノットやスキッド・ロウ結成以前のゲイリー・ムーアと競演していますし、さらには若き日のドーナル・ラニー、クリスティ・ムーアにも多大な影響を与えたそうです。
知らなかったのですが、おそらく最重要次項となるのは、フェアポートを脱退したアシュリー・ハッチングスが真っ先にコンタクトを取ったのはテリー・ウッズとジョニー・モイニハンだそうで、ハッチングスはスゥイニーズの1stを手本としたバンドの結成を意図したがそれが流れた結果、第1期スティーライ・スパンの結成となったそうです。
個人的に面白かったのは、時期こそ違うもののテリー・ウッズ、アンディ・アーヴァイン、ジョニー・モイニハンの3人いずれもがドクター・ストレンジリィ・ストレンジに深く関わっていることですね。
2) 60年代中頃までのアイルランドのフォーク・シーン
ブリテンではスキッフル以降の「フォーク・リヴァイヴァル」でクラブ・シーンが急速に増えたが、アイルランドではフォークを演奏できる場所は限られており、必然的に1)のような濃いメンバーが極限られた場所に集ったそうです。
3) メンバーの先進性
集る場所が限られていても、音楽的下地が平凡ならば単なるパーティーで終わってしまいますが、スゥイニーズ・メンと仲間たちは、アイリッシュばかりかブリテンやアメリカの伝統的フォークやボブ・ディランに代表されるニュー・フォークを積極的に演奏していた(英国史を知らないと分からないと思いますが、ブリテンがアイリッシュをカヴァーするのと、抑圧されているアイリッシュがブリテンをカヴァーするのでは全く意味合いが違います)。
また、本作でテリー・ウッズがオリジナル曲を多く収録したことで、70年以降の英国フォーク・ロック勢に「オリジナル楽曲の創造」を意識付けたそうです。

前置きが長くなりました。
68年の1st発表後、アンディ・アーヴァインは東欧放浪の旅に出たため、テリー・ウッズはヘンリー・マックロウを加えた布陣で再出発(68年夏に3ヶ月ほど在籍)を目論んだそうですが、本作録音開始前にヘンリー・マックロウはグリース・バンド結成の為に脱退したそうです。
またこの時期、ジョニー・モイニハンと付き合っていたアン・ブリッグスも行動を共にしており、Topicから出た1stは相当影響を受けているそうです。
そんな状況下、テリー・ウッズとジョニー・モイニハの2人は本作の制作を決意しました。
プロデューサーは1stに続き、ビル・リーダーが務めています。
アンディ・アーヴァイン脱退のためかトラッドの比率が減ってテリー・ウッズのオリジナルが増え、歌唱法もケルト色が薄まったそうですし、また、短期間とはいえヘンリー・マックロウの参加はテリー・ウッズとジョニー・モイニハンに大きな影響を与え、エレクトリック化を望むようになったそうです。
結果的に、ヘンリー・マックロウの脱退と予算の関係から、テリー・ウッズとジョニー・モイニハンのデュオによるアコースティック楽器主体の演奏となりましたが、プログレッシヴな方向を目指した本作の突出した内容が透けて見えてきます。
もう一つは、ウッズ・バンドやゲイ・アンド・テリー・ウッズで開花するテリー・ウッズのオリジナル曲のクオリティーが飛躍的にアップしたことで、70年以降の英国フォーク・ロックやスワンプの雛形ともいうべき曲を多く聴くことができます。
では、内容について簡単に触れておきます。
A-1「Dreams For Me」(「Dreams」とタイトルを改めてウッズ・バンドで再録)での煤けたテリーのヴォーカルとあいまったアシッド・フォーク臭はピンク・フロイドの1stやシド・バレットのソロ作にも似た格別のものがあります。
しばしば間違われてトラッドとクレジットされることがある(本作でもトラッドとあります)が実はジョニー・モイニハンのオリジナルらしいA-4「Standing On The Shore」もA-1と同じ傾向で、アシッド・フォーク好きはこの2曲だけでも本作は必携のアルバムでしょう。
オリジナル曲の間に配置されたトラッドも、A・L・ロイド、バート・ヤンシュ、そしてアン・ブリッグスなどが取り上げた曲なので、英国フォーク・トラッドが好きな方には親しみやすいでしょう(スティーライ・スパンの1stにおける選曲の魅力にも通じますよ)。
残念ながらアルバム制作には関わらなかったヘンリー・マックロウですが、共作ながらB-1「A Mistake No Doubt」とB-5「Hall Of Mirrors」の2曲にクレジットされています。
後のグリース・バンドのようなゴリゴリのスワンプではありませんが、B-1の米国ジャグっぽいノリ、B-5の苔むす森の奥で木霊するような深遠さは、ソング・ライターとして語られることのないヘンリー・マックロウの魅力をもう一つ提示していると言ってもいいでしょう。
いずれにしても、とんでもない大名盤です。
個人的には耽溺なテリー・ウッズの才能開花ってか、エッセンスの全てが凝縮されています。
ネームヴァリューの割りに恐ろしく地味な南洋ではありますが、長年英国フォーク・ロック方面に慣れ親しんできた方には、フェアポートやスティーライを含んだ英国トラッドの可能性を開示したこと、トラッドばかりかアシッド・フォークにまで視点を向けた英国SSWとしての資質、そればかりか英国スワンプの萌芽まで、英国トラッド/フォーク・ロック好きが望むものを全て内包していることが理解できる「奇蹟」のようなアルバムです!
英国フォーク・ロック史上、稀に見る大傑作!
【収録曲】
A-1 Dreams For Me (Terry Woods) 4:33
A-2 The Pipe On The Hob (Trad) 2:14
A-3 Brain Jam (Terry Woods) 2:18
A-4 "Pretty Polly (Trad) 4:30
A-5 Standing On The Shore (Trad) 3:50
B-1 A Mistake No Doubt (McCullagh/Woods/Moynihan) 2:33
B-2 Go By Brooks (Cohen/Woods) 2:05
B-3 When You Don't Cry (Terry Woods) 2:40
B-4 Hiram Hubbard (Trad) 3:10
B-5 Hall Of Mirrors (McCullagh/Woods/Moynihan) 3:04
【参加ミュージシャン】
Johnny Moynihan - vocal, bouzouki, tin whistle
Terry Woods - vocals, 6-string guitar, 12-string guitar, banjo, concertina



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※コンディション表記は、「ジャケット / 盤質」の順になっております。
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