*** LP : UK 1971 / Village Thing / VTS 6 ***
■ コンディション ■
B+ / A- / TOC-II
ジャケット:非コーティングのぺらジャケ。四隅薄スレ。四辺ポツポツと薄スレ、上辺開口側半分ほどテープ(割れはなく糊付け剥がれの補修)。正面薄スレ少々、小シワ。右上小さなシール?がし残り、その下テープ剥がし跡の小さな破れ。裏面薄スレ少々、小シワ。上部に本人のサイン。
ディスク:レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面はほとんど使用感のない美品です。ざっと全編試聴しました。両面とも冒頭軽いチリプチ。B1序盤にプツ音1回。これ以外はほとんどノイズ感無し。極めて良好に鑑賞できると思います。実際の音源を参考にしてください。
マトリクスは
VTS 6A-1U 1
VTS 6B-1U 1
パテントNo.入り内袋付属。
デイヴ・エヴァンスの1st「ザ・ワーズ・イン・ビトゥイーン」。
英国フォーク/フォークロックの至宝レーベル、ヴィレッジシングに残る名作です。
ちなみにSteve Tilstonの名作"An Acoustic Confusion"の次の品番です。
CD化された際にけっこう騒がれたように記憶していますが、どんだけ騒いでも騒ぎ足りないぐらい素晴らしいアルバムと思います。
プロデュースはヴィレッジ・シングの主催者イアン・A・アンダーソン。
よく言われるようにバート・ヤンシュ、ジョン・レンボーン、ウィズ・ジョーンズ、ディヴィ・グレアムあたりと並べられるようなギターの名手っぷりが素晴らしいのはもちろんのこと、素朴なヴォーカルもまたよしです。またこれぞブリティッシュ・フォークのギターの音だ!と大騒ぎしたくなるほどアコースティックギターの音が美しくて英国フォーク好きには涙ものだと思います。
全曲自作で、清澄な空気感とほの暗い中にもきらきらした光線が飛び交うような一種独特な世界をたんたんと紡ぎだしてゆきます。英国流ドリーミー・フォークとしても聴ける名盤です。
ほのかにただようアシッド感覚がいいですね。エイドリアンという女性のちょっと不安定に寄り添うコーラスが独特の浮遊感とたくまざるアシッド感覚をかもしだしています。
というわけで英国フォークファンのみならずドリーミー・フォーク、アシッドフォーク好きにも超強力推薦盤であります。
一生の宝物になり得る逸品ですよ。
英国オリジナル盤。本作に限りませんが、Village Thing物は年々加速度的に玉数が減ってきている印象。本作も昔のように普通に見つけるのはほぼ不可能になってきてます。後で泣きを見ないうちに入手しておいてくださいませ。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 The Words In Between
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A2 Rosie
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A3 Grey Lady Morning
A4 Insanity Rag
A5 Magic Man
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B1 Now Is The Time
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B2 Doorway
B3 City Road
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B4 Circular Line
B5 Sailor
Written-By - Dave Evans
Guitar, Vocals - Dave Evans (14)
Guitar [Second] - Pete Airey
Vocals - Adrienne
Harmonica - Keith Warmington
Producer, Recorded By - Ian A. Anderson
Produced & Recorded [...], July 1971