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*** LP ： UK 1974 / GM / GML 1011 ***
■　コンディション　■
B+ / A
ジャケット：非コーティングの薄手ジャケットです。四隅スレ。下辺スレ、上辺と背表紙薄スレちらほら。表裏とも上下薄スレ。下辺の糊付け半分ほど剥がれ。
ディスク：レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面はほとんど使用感のない美品です。全編試聴しました。B1序盤でごく軽い「ザッ」というノイズが2回。これ以外はほとんどノイズ感無し。極めて良好に鑑賞できます。実際の音源を参考にしてください。
マトリクスはA//2 B//1（これしか存在しないと思います）。
パテントNo.入り穴開きポリ内貼り内袋付属。

ビリー・ニコルズの傑作2nd「ラヴ・ソングス」。
ビリー・ニコルズというとポップサイケな68年の1st"Would You Believe"が正規リリースされなかった悲劇の名盤として一般的には有名で、この2ndが話題になることはほとんどありません。ですが英国シンガーソングライター・ファンにはだんぜんこの2ndがおすすめです。
このアルバムは再発CDがあまり出回らなかったので（今ではCDもかなりのプレミア価格です）聴いたことのある人は少ないかもしれませんね。一聴して誰もが思い浮かべるのはロニー・レーンとかギャラガー＆ライルなどではないでしょうか。このあたり60年代のビリーが超絶名盤"Ogden's Nut Gone Flake"期のスモール・フェイセズと深い関わりがあったこととも何やら符合してきます。
なにはともあれ本作はビリーの天性のポップセンスが満開！全10曲はすべて珠玉！
予算の関係でしょうか、1曲をのぞいてビリーとエルトン・ジョンでお馴染みのマルチプレイヤー、カリブ・クウェイの2人だけで作り上げているのが驚きです。それも良い方向に働いていて統一感のある見事なアルバムとなりました。
1曲をのぞいてというのはB2で、ロン・ウッドとイアン・マクラガンがゲスト参加しています。ノーギャラの友情出演でしょうか。このB2はちゃっかり"Ronnie Lane's Mobile"で録音していたりします。ちなみにB3の録音ははピート・タウンゼントのスタジオでエンジニアはピート本人です。
レーベルはロニー・レーンの1stと同じGMで"Anymore For Anymore"の品番はこの2番後になるのもなにかの符号か？だからってわけではありませんが、私にはビートルズばりのポップチューンをRonnie Lane & Slim Chanceをバックに従えて楽しげに演奏しているように聴こえます。
英国シンガーソングライター、英国スワンプ、もちろんロニー・レーンとギャラガー＆ライルのファンの方ならいちころになる作品でしょう。
近頃はまず見かけることはありません。"Would You Believe"のうん十万円と比べるとかわいいものですが、こちらも入手難易度は相当なもの。
超強力大推薦盤！！

激レアな英国オリジナル盤。盤は美品です。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Winter Rose
　Electric Guitar, Bass, Drums, Piano - Caleb Quaye
　Guitar - Billy Nicholls
　Written-By - Billy Nicholls
　4:16
　 Direct Link
A2 Gypsy
　Electric Guitar, Acoustic Guitar, Piano - Billy Nicholls
　Electric Guitar, Bass, Drums, Organ - Caleb Quaye
　Written-By - Billy Nicholls, Catey McInneney
　3:01
A3 Travellers Joy
　Bass, Drums, Electric Guitar - Caleb Quaye
　Guitar - Billy Nicholls
　Written-By - Billy Nicholls
　3:24
A4 Stay Awhile
　Arranged By [String Arrangements] - Jimmy Horowitz
　Piano - Billy Nicholls
　Written-By - Billy Nicholls
　3:05
A5 Little Lady
　Guitar, Bass, Piano - Billy Nicholls
　Slide Guitar, Drums, Organ - Caleb Quaye
　Written-By - Billy Nicholls
　3:07
　 Direct Link
B1 Sometimes
　Electric Guitar, Bass, Drums - Caleb Quaye
　Guitar - Billy Nicholls
　Mandolin - Malcolm Harrison
　Written-By - Billy Nicholls
　3:12
　 Direct Link
B2 Kew
　Bass - Tony Stevens
　Drums - Ron Berg
　Electric Guitar - Ronnie Wood
　Electric Piano - Ian Maclagan
　Guitar - Billy Nicholls
　Written-By - Billy Nicholls
　3:20
　 Direct Link
B3 Hopeless Helpless
　Guitar - Billy Nicholls
　Written-By - Billy Nicholls
　2:21
　 Direct Link
B4 Overnight Train
　Electric Guitar, Bass, Drums - Caleb Quaye
　Guitar, Harmonica - Billy Nicholls
　Written-By - Billy Nicholls
　3:25
B5 White Lightning
　Acoustic Guitar - Billy Nicholls
　Arranged By [String Arrangements] - Jimmy Horowitz
　Electric Guitar, Bass, Drums - Caleb Quaye
　Written-By - Billy Nicholls

Producer - Billy Nicholls
Engineer - Pete Townshend (tracks: B3), Phil Chapman (tracks: A1 to B1, B4, B5), Ron Nevison (tracks: B2)
Design [Cover Designed], Painting [Cover Painted By] - Dudley Edwards (2)
Photography By - Martin Cook (5)
Photography By [Back Cover Photo] - Peter Raymond

Recorded at Olympic Studios, except
Track B2 recorded at Wick Cottage by Ronnie Lane's Mobile.
Track B3 recorded at Eel Pie Studios.

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