*** LP : UK 1973 / EPIC / EPC 65645 ***
■ コンディション ■
B / B+ / WOC
ジャケット:非コーティングのぺらジャケ。四隅スレ。上下辺スレ。正面上下に水平の極細ラインが数本。白地の裏面は薄汚れ少し、左上に小さな書き込み。上下辺とも糊付けが剥がれています。
ディスク:レーベルはヒゲがそこそこ。盤面はスレがそこそこ、スリ傷ぽいのも少々。ざっと聴き流しました。A2エンディングからA3序盤周回ノイズ、B6イントロ数回の軽い周回ノイズ。これ以外は軽微な軽微なチリプチやバックグラウンドノイズ程度で良好に鑑賞できると思います。実際の音源を参考にしてください。
マトリクスはA1/B1。
歌詞カードはコピーが付属します。内袋は後年の穴開きタイプが付属。元々もオリジナルの内袋ではありません。
ジャッキ・ホイットレンの73年デビュー作かつ実質的な唯一作「ロウ・バット・テンダー」。
Jo Ann KellyとBridget St Johnを混ぜたようなけだるい雰囲気を漂わせるアルトヴォイスが魅力の英国産女性シンガー・ソングライターの名作です。
※80年代になってWhitren & Cartwrightというポップ・デュオを組み日本でも発売されていました。また今世紀に入ってのCDリリースはあります。
このデビュー作はたぶん19か20歳ぐらいの時だと思いますが、異常に存在感のあるヴォーカルを聴かせてくれるのに驚きます。
フォーザリンゲイのパット・ドナルドソン、ジェリー・コンウェイやアルバート・リーらがバックを固める重厚なスワンプ作や激渋のフォークブルースでは迫力ある強靭なヴォーカルを披露します。一方でいかにも英国フォークらしい美しいフォーキーソングでは繊細な歌唱を聴かせてもくれます。
さまざまな音楽性が詰まっているのにもかかわらず、とっちらかった印象が全くないのも素晴らしい。録音にも参加しているマイク・レズリー(グリース・バンドやブリン・ハワースのバックでソロを残したあの人かな?)が1曲提供している他はすべて自作という才能も見事。さらに言っとくとなんたってジャケットが最高ですね!ジャケットの美しさも、アルバムの内容をよく表しています。
私はこの作品にぞっこんなのですが何度聴いても新たな感動をおぼえます。
今世紀に入ってから再発もなされて評価はうなぎ登りです。
大推薦盤!
英国オリジナル盤。コンディションいまいちですが普通に鑑賞できると思います。オススメですよ。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 New Horizon 3:13
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A2 Oh Little Boy 2:35
A3 A Little Bit Extra Please 2:35
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※A2-A3連続です
A4 Country Life 1:42
A5 To A Friend, Through A Friend (Let Your Feelings Burn) 3:54
A6 But Which Way Do I Go- 4:55
B1 Give Her The Day 2:51
B2 Ain't It Funny- 3:09
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B3 I've Thought Hard About It 4:47
B4 As That Evening Sun Goes Down 3:30
B5 Human Failure 3:13
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B6 Running All The Time 3:38
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Written-By - A. Baker (tracks: A2, B6), J. Whitren (tracks: A1 to B4, B6), M. Leslie (tracks: B5)
Vocals - Jaki Whitren
Guitar - Jaki Whitren
Banjo - Jaki Whitren (tracks: A1, A3)
Guitar, Vocals - Mike Leslie (tracks: B5)
Lead Guitar - Stuart Cowell (tracks: B2, B4)
Dobro - Albert Lee (tracks: A1)
Pedal Steel Guitar - Gordon Huntley (tracks: A4)
Piano - Ivan Chandler (tracks: A4)
Electric Piano - Ivan Chandler (tracks: A6, B5)
Bass - Pat Donaldson (tracks: A1, A6, B3 to B5)
Congas - Frank Ricotti (tracks: A6, B2), Gerry Conway (tracks: A1, B3, B4)
Double Bass - Brian Brocklehurst (tracks: B2)
Drums - Gerry Conway (tracks: A1, A6, B3, B5)
Harp - Marie Goosens (tracks: A2)
Percussion - Gerry Conway (tracks: B5)
Violin - John Van Derrick (tracks: A3)
Tenor Saxophone - Stan Sulzmann (tracks: A6)
Trombone - Malcolm Griffiths (tracks: A6)
Bassoon - Lindsay Cooper (tracks: A2)
Flugelhorn - Harry Beckett (tracks: A6)
Flute - Rob Young (tracks: A2, B5)
Arranged By - Rob Young (tracks: A2, B1, B5)
Producer - Stuart Cowell
Recorded at Nova Sound Recording Studios, London