*** LP : UK 1969 / Transatlantic / TRA 207 ***
■ コンディション ■
B+ / B+
ジャケット:表裏中面フル・ラミネート・コーティングの美しいジャケットです。ラミネートの表面は経年のくすみはあるもツヤも十分。背表紙その他に小シワ。全体に経年の使用感は漂うもののA-寄りの良品です。
ディスク:レーベルは微細なヒゲが少々。盤面は細かな微スレがそこそこ見られますが傷はありません。ざっと全編試聴しました。静音部の軽微なチリプチは聴かれますが鑑賞を妨げるようなものはありません。A-でもよかったかなって感じ。実際の音源を参考にしてください。
マトリクスは
STRA 207-A2
STRA 207-B2
(たぶんこれしかないと思います)
パテントNo.入り穴開きポリ内貼り内袋付属。
メル・コリンズが在籍していたことで知られるサーカスの唯一作。
69年という最高の時代性を反映した最高にいかしたプログレッシヴ・ジャズ・ロックの名作であります。
ビートルズの「ノルウェーの森」のへヴィーなカヴァーで幕を開けファズギターの炸裂にくらくらしていると、続くコリンズのオリジナルはキング・クリムゾンばりの美しくもはかないバラードで泣かせてくれます。と思ったら次はソニー・ロリンズのカヴァーのジャズナンバー、といった具合にめまぐるしく展開していきますが、これが最高にかっこいいんですね。
メル・コリンズはこの時点ですでに素晴らしい演奏力を身に着けており八面六臂の活躍ぶり。
サイケ、ジャズ、フォークといった要素が絡み合い、70年代に進化していくプログレとは一線を画した混沌の60年代末期を強く意識させるバンドです。ジャケットのセンスも抜群ですね。
個人的にも大の愛聴盤。このぐちゃぐちゃな混沌ぶりが大好きなんです。
超強力推薦盤!
英国Transatlanticオリジナル盤。まずまずの良品です。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Norwegian Wood
Written-By Lennon/McCartney
A2 Pleasures Of A Lifetime
Written-By Collins
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※A1-A2連続です
A3 St. Thomas
Written-By Rollins
A4 Goodnight John Morgan
Written-By Collins
B1 Father Of My Daughter
Written-By Collins
B2 II B.S.
Written-By Mingus
Direct Link
※B1-B2連続です
B3 Monday Monday
Written-By Phillips
B4 Don't Make Promises
Written-By Hardin
Bass, Guitar Kirk Riddle
Directed By [Production Co-ordinator] John Whitehead
Drums Chris Burrows
Engineer Andy Johns
Flute, Tenor Saxophone Mel Collins
Guitar, Vocals Ian Jelfs
Liner Notes Derek Jewell
Photography By Mark Hanau
Producer Ray Singer