*** LP : Japan 1972 / Transatlantic 日本ビクター / SWG-7561 ***
■ コンディション ■
A- / A-
ジャケット:黒地のため微スレが見られますが、しっかりとした美品です。
ディスク:レーベルは片面のみ微細なヒゲがほんの少し。盤面はほとんど使用感のない美品です。ざっと聴き流しました。2-3回プツ音が出たかな?という程度。極めて良好に鑑賞できると思います。実際の音源を参考にしてください。
歌詞/解説付属。
Pentangleのバート・ヤンシュ66年作「ジャック・オライオン」。
前年のデビュー作からはや3作目となる作品です。ペンタングルのデビュー作まではまだ2年早い時期になります。
プロデューサーはビル・リーダー。相棒のジョン・レンボーンが半分の曲でセカンド・ギターで参加しています。ちなみに本作の後が有名な" Bert And John"のリリースということになります。
取り上げているのはトラッドですが、10分に及ぶ圧巻のタイトル曲"Jack Orion"をはじめとして、"Nottamun Town","Black Water Side"等おなじみの曲が多く地味さは全くありません。"Jack Orion"はその後ペンタングルの名作"Cruel Sister"でも片面全部使って素晴らしい演奏を聴かせてくれましたが、このソロの朴訥な味わいもそれに勝るとも劣らない素晴らしいできばえです。
素晴らしい音色で響きあうギターと、味のあるヴォーカルが効いていますね。この人の場合いわゆる「トラッド声」じゃないので(?)、最高のシンガー・ソングライター作品を聴くような感覚で聴けてしまいます。
全編を通じて張りつめた緊張感とエネルギーに満ちている完成度の高い作品です。
英国フォーク好きには必聴/必携の名盤かつ基本盤です。
貴重な日本盤です。まずまずの美品。英国盤の初期盤はいまや高嶺の花でおいそれとは手を出せなくなっていますのでこのあたりで手を打っておいてくださいませ。
※ジャケ違いの米国盤初期プレス品も在庫しておりますので検索してみてください。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 The Waggoner's Lad 3:22
A2 The First Time I Ever Saw Your Face
Written-By Ewan MacColl 1:45
A3 Jack Orion 9:50
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B1 The Gardener 1:40
B2 Nottamun Town 4:30
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B3 Henry Martin 3:17
B4 Black Water Side 3:49
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B5 Pretty Polly 4:07
Recorded By Bill Leader
Guitar John Renbourn (tracks: A1, A3, B3, B6)
Arranged By, Guitar, Banjo, Illustration [Drawing] Bert Jansch
Design, Photography By Brian Shuel
Written-By Traditional (tracks: A1, A3, B1 To B5)