*** LP : USA 1969 / Reprise / RS 6369 ***
■ コンディション ■
B+ / B+ / CO
ジャケット:左上コーナーカット。左下角少しハゲ。上辺右側8cmほど天割れ。書面は微スレのみできれい。裏面経年の薄シミ、薄汚れ。
ディスク:レーベルはヒゲ無し。盤面はほとんど使用感のない美品です。ただしざっと聴いてみると細かなチリプチや散発的なプツ音がところどころで出ます。鑑賞を妨げるようなものではなく良好に鑑賞できると思います。A-寄りの良品です。実際の音源を参考にしてください。
マトリクスは
30973 RS 6369A-1E
30974 RS 6369B-1C
リプリーズのカンパニー内袋付属。
フィフス・アヴェニュー・バンドの超絶名盤。
69年にたった1枚のアルバムを残して解散したフィフス・アヴェニュー・バンド。山下達郎、シュガー・ベイブが最も影響を受けたグループとしても有名ですね。
モノクロのセンスのいいジャケット、ジャズ、R&B、ゴスペル、ロックが渾然一体になったサウンドはまさニューヨークからしか生まれ得なかった独特のもの。もう少し「CSN&Y」的なロックっぽさ、もしくはVelvet Undergroundやローラ・ニーロのような東海岸的な翳りが出ていたら、たった1枚のアルバムで解散することはなかったのではないでしょうか。
曲ごとにスワンプっぽい曲、ジャジーなメロウな曲、スライド・ギターとフルートの音色が美しい曲など様々なタイプの曲が収められていますが、アルバム全体を通して統一感があるのは見事です。
11曲中の7曲を作曲して中心的な役割を果たしているのがピーター・ゴールウェイ(1曲はケニー・アルトマンとの共作)で、ブルースを基調としながらも都会的な作風で本作の骨格を形成しています。
もう一方の中心人物ケニー・アルトマンはPeterとの共作を含めて4曲、残りの1曲は後にHawdy Moonを結成し、作曲家として大成功するジョン・リンドが提供しています。
プロデュースはMFQのメンバーのジェリー・イェスター、Lovin' Spoonfulのメンバーだったザル・ヤノフスキーとSpoonfulのプロデューサーだったエリック・ジャコブセンが担当しており、様々なタイプの曲の魅力を引き出し、アルバムとして上手くまとめています。
近頃はすっかりレアでなかなか見つかりません。
シンガー・ソングライター・ファンなら基本盤です。
米国オリジナル盤。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A-1 Fast Freight (Peter Gallway)
Direct Link
A-2 Way Or The Other (Kenny Altman)
Direct Link
A-3 Good Lady Of Toronto (Peter Gallway) *
A-4 Eden Rock (Kenny Altman, Peter Gallway)
A-5 Country Time Rhymes (Peter Gallway) *
Direct Link
A-6 Calamity Jane (Peter Gallway)
B-1 Nice Folks (Kenny Altman) *
Direct Link
B-2 Cockeyed Shame (Peter Gallway)
B-3 Faithful Be Fair (Kenny Altman) *
B-4 In Hollywood (Peter Gallway) *
B-5 Angel (Jon Lind) *
Direct Link
Peter Gallway : Rhythum Guitar, Lead Vocals
Kenny Altman : Lead Guitar, Bass
Jerry Burnham : Bass, Flute
Pete Heywood : Drums
Jon Lind : Lead Vocals
Murray Weinstock : Keyboard
Produced by Jerry Yester and Zal Yanovsky(*) and Erik Jacobsen