*** LP : UK 1970 / Atco / 2400030 ***
■ コンディション ■
B+ / A-
ジャケット:ぺらジャケです。四隅薄スレ。下辺薄スレ。正面中央にシールはがし跡、左下シミ、主に周辺部に経年の色焼け。裏面薄汚れ少々。
ディスク:レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面はほとんど使用感のない美品です。B面は全体に波紋状の模様が出ていますが音への影響はありません。ざっと聴き流しました。微細なバックグラウンドノイズが出てはいますがノイズ感はほとんどないと思います。B3とB4で1回づつ軽いプツ音。気づいたのはこれくらいで良好に鑑賞できます。
英国スワンプの名バンドVinegar Joeの前身バンド、ダダの唯一作。
エルキー・ブルックスとポール・コーダ在籍として知られていますが、リーダー格はピート・ゲージです。
トニー・ジョー・ホワイトのカヴァーをやっていたり、ヴィネガー・ジョーつながりだったりで一応英国スワンプに分類しましたが、スワンプ度は30%ぐらい?でしょうか。
冒頭からへヴィなギターリフにソウルフルなヴォーカル、炸裂するホーンセクション、プログレッシヴに展開する曲調といった具合でどぎもを抜かれます。ホーンセクションを擁していて、このホーンセクションがスワンプ的な(メンフィス・ホーンズみたいな)使い方だったり、プログレッシヴなジャズロック的な演奏に行ったりと、なかなかめまぐるしい展開を見せてくれます。トニー・ジョー・ホワイトの「アスペン、コロラド」もフルートがたなびく幽玄でアシッドな雰囲気の中に、甘いサックスソロが入ってくるといういわく言い難い味わいがあります。一方でポール・コーダのフォーキーソングがあったりして、このふり幅の大きさは私は大好きです。
キャロル・グライムス&デリヴァリー「フールズ・ミーティング」を思わせる瞬間もあったりしてなかなか
ヴィネガー・ジョーに比べると少々とっつきにくい作品ですが、ちょっと他では得難い味わいのある愛すべきアルバム!
英国オリジナル盤です。
※お安い米国盤も在庫していますので検索してみてください。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Big Dipper 4:09
Songwriter - Paul Korda, Pete Gage
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A2 The Last Time 3:37
Songwriter - Keith Richards, Mick Jagger
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A3 This Is My Song 4:33
Songwriter - Paul Korda, Pete Gage
A4 Seed Of Peace 3:26
Songwriter - Don Shinn, Paul Korda
A5 Organ Interlude 0:54
Songwriter - Don Shinn
A6 Tonite Is 0:54
Songwriter - Don Shinn, Paul Korda
B1 She Walks Away 3:22
Songwriter - Pete Gage, Zagni
B2 Aspen, Colorado 4:58
Songwriter - Tony Joe White
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B3 Eyes Of The Warren 4:08
Songwriter - Don Shinn
B4 Jasamin 2:36
Songwriter - Paul Korda
B5 Dada 3:48
Songwriter - Paul Korda
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Arranged By Dada , Pete Gage
Vocals Elkie Brooks, Paul Korda
Drums, Percussion Martyn Harryman
Guitar, Bass Pete Gage
Keyboards, Organ [Bass], Vibraphone [Vibes] Don Shinn*
Saxophone [Alto, Baritone], Flute Barry Duggan
Saxophone [Tenor], Flute Malcolm Capewell
Trumpet, Flugelhorn Ernie Luchlan
Vocals, Percussion Jimmy Chambers
Producer Paul Clay, Pete Gage
Engineer Keith Howard, Mike Bobak
Engineer [Assistant] Andy Johns, Ken Scott, Paul Clay
Artwork By [Art Design] Dave Williams