*** LP : UK 1971 / Polydor / 2460-101 ***
■ コンディション ■
B+ / A-
ジャケット:非コーティングのぺらジャケ。四隅軽いスレ。表裏とも薄スレ、薄汚れ、小シワ。まずまずの良品です。
ディスク:レーベルは片面のみ微細なヒゲが少々。盤面は強い光に当ててわかるレベルの微スレがけっこう出ていますが極めて表面的なものです。ざっと全編試聴しました。細かなバックグラウンドノイズや軽いチリプチは少し出てはいますが、気になることもなく全編良好に鑑賞できます。
マトリクスはA//1 B//1。
パテントNo.入り穴開きビニール内貼り内袋付属。
英国のシンガー・ソングライター、デヴィッド・パーカーの71年作。
大メジャーのポリドールからのリリースにもかかわらず情報が全くない謎の人だとずっと思ってましたが、68年にディランを少しだけアシッドぽくしたようなフォークアルバム"Out On The Highway"を出しているDyon Parkerと同一人物なんだそうです。
誰が言い出したのかAndwella's Dreamと関係があるとか、本作のバックはアンドウェラが担当しているとかいう話を聞くことがありますがたぶん間違いだと思います。ちなみに本作のクレジットではバック陣の記載がなく、全曲自作ということとプロデュースをGravy Train、Orange Bicycle、Panama Limited、Toe Fat等でおなじみのジョナサン・ピールが手掛けていることぐらいしかわかりません。
さて内容はいかにも英国のシンガー・ソングライターらしさに満ち満ちた快作です。
メランコリックで陰影に富んだ英国流フォークロック、ちょっとカントリーがかった哀愁の英国スワンプ、そして内省的なアシッドフォーク、といった具合におおよそ3つのタイプの曲をやっています。どれも高水準な出来なので英国シンガー・ソングライター好きの方は要チェック。
まあたいがいの方はB1の哀愁バラード"If I Ever"一発でノックアウトだと思いますよ。
名盤と呼ぶにはちょっと弱いですがうまくツボにはまれば良き友となるアルバムです。
強力大推薦!
英国オリジナル盤。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Right Now I'm Tired Of Running Away 3:38
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A2 The Seagull 5:29
A3 Can't Begin To Tell You 2:24
A4 Conclusions 4:48
A5 Death 3:19
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B1 If I Ever 6:04
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B2 It All Depends 3:58
B3 Dark Eyed Lady 4:32
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B4 The Reason 5:49
Composed By David Parker
Producer Jonathan Peel
Cover Marius Paul O' Shea
Design Graphreaks