*** 2LP : USA 1970 / Rubber Dubber / 70-006 ***
■ コンディション ■
B+ / A
ジャケット:見開き白ジャケにスタンプを押しただけのもの。背表紙まわりと周辺部に経年の色焼け。軽い薄汚れが少々。全体にA-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク:レーベルはA面、D面に微細なヒゲが1-2本。盤面はほとんど使用感のない美品です。
ザ・バンドの「ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル」。
70年7月10日のハリウッド・ボウルでのライブをまるごと納めた究極の「裏・名盤」です。
気になる音質ですが、CDを含めて本作をマスターにしたコピー盤がいくつか出されていることからも想像がつくとおり、オーディエンス録音ですが70年の野外公演としてはこれ以上は望めない最上のクオリティーだと思います(各楽器の分離も良く、コーラスもしっかりと聴くことができます)。
時期的には3作目の『ステージ・フライト』を出した直後のライブで、「ロック・オブ・エイジス」が71年末の録音なので1年半こちらの方が古いことになります。初期3作から満遍なく選曲されているのもうれしいところ。
練りに練られたスタジオ作とは異なり、初期のザ・バンドのラフな演奏がばっちり聴けるのが本作の最大の魅力。リズム隊の弾みかたはライヴならではのもので、想像以上にインプロヴィゼーションを繰り広げているのも聴きどころです。
「ロック・オブ・エイジス」では冒頭に置かれた「ドント・ドゥ・イット」が正しくラスト曲として聴けるのもいいですね。
一期一会の「裏・名盤」!
後に"Real Old Time"のタイトルで出されたり様々なヴァージョンが存在しますが本品はかなり初期のものと思います。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A-1 Don't Know the Shape I'm In (3:27)
A-2 Look Out Cleveland (3:24)
A-3 The Weight (4:30)
A-4 King Harvest (3:27)
B-1 The Unfaithful Servant (3:52)
B-2 Jemima Surrender (3:22)
B-3 Rocking Chair (3:40)
B-4 We Got Time to Kill (3:17)
C-1 Organ Improvization - Chest Fever (9:47)
C-2 The Night They Drove Old Dixie Down - Across the Great Divide (7:03)
D-1 Up On Cripple Creek (4:20)
D-2 Strawberry Wine (3:10)
D-3 I Shall be Released (3:23)
D-4 This Wheel's On Fire (3:20)
D-5 Don't Do It (4:03)
Direct Link
※D3-4-5連続です
Recorded live at the Hollywood Bowl, Los Angeles, California, 7-10-70