*** LP ： USA 1970 / Warner Bros. / WS 1869 ***
■　コンディション　■
A- / B+
ジャケット：ザラ紙の雰囲気抜群のジャケットです。四隅スレ。上下辺薄スレ、背表紙は薄スレ少々ですが背文字ははっきりしています。表裏とも軽微な薄汚れがわずかにみられるのみできれい。左上にほとんどわかりませんがホチキスの穴。
ディスク：ヒゲがほんの少し。盤面はA1冒頭に小傷がありイントロのはじめで軽いプツ音が数回出ますが気にならないレベルと思います。他は細かな薄スレが多めです傷というほどのものはありません。つまみ聴き試聴の結果も良好でした。
マトリクスは
WS-1869 39719-1 KD
WS-1869 39720-1 KD

グレートフル・デッドの「ワーキングマンズ・デッド」。
曲良し、演奏良しの、言わずと知れたロッククラシック名盤です。
日本ではグレートフル・デッドというだけで触手の伸びない方も多いようですが、本作と「American Beauty」、Bob Weirの「Ace」の3作はクロスビー・スティルス・ナッシュ＆ヤング（CSN&Y）にインスパイアされたアコースティック寄りの「王道アメリカン･ロック」です。
同年にCSN&Yがリリースした『デジャ･ヴ』や、David Crosbyの名作「If I Could Only Remember My Name」にも、グレートフル・デッドの面々は参加していますね。
アコースティックな土くささに加えて、ウエストコーストならではの太陽の温もりなどを感じさせてくれる「とんでもない」名盤です。
珠玉の名曲「アンクル・ジョンズ・バンド」で始まり、ルーズでブルージーな曲や、御機嫌なブギ・ナンバー「New Speedway Boogie」、これまた名曲「Casey Jones」で終わるアルバム構成も見事で、ジェリー・ガルシアのソング･ライターとしての資質が開花した感があります。
グレートフル・デッドといえば、やたらと演奏が長くて、アシッドで頭をやられたバンド、そんな認識しかない人にこそ聴いていただきたいアルバムです。
米国ロック・クラシックの基本盤。

米国オリジナル盤。この名作をグリーン・ラベル初期盤でどうぞ！



A-1 Uncle John's Band (Garcia, Hunter) 4:42
A-2 High Time (Garcia, Hunter) 5:13
A-3 Dire Wolf (Garcia, Hunter) 3:13
A-4 New Speedway Boogie (Garcia, Hunter) 4:05
B-1 Cumberland Blues (Garcia, Hunter, Lesh) 3:15
B-2 Black Peter (Garcia, Hunter) 5:42
B-3 Easy Wind (Hunter) 4:59
B-4 Casey Jones (Garcia, Hunter) 4:24

Jerry Garcia ; Guitar, Songwriter, Pedal Steel, Vocals
Bob Weie ; Guitar, Songwriter, Vocals
Mickey Hart ; Percussion, Drums
Bill Kreutzmann ; Drums
Phil Lesh ; Bass, Songwriter, Vocals
Ron "Pigpen" McKernan ; Harmonica, Keyboards, Vocals
David Nelson ; Guitar (Acoustic)
Robert Hunter ; Lyricist