*** LP : USA 1969 / ATCO / SD 33-298 ***
■ コンディション ■
B+ / B / DH
ジャケット:見開き中面が開口部のユニパック仕様。ドリルホール。四隅スレ。上下辺は薄スレ少々、セビは折目にスレ。表裏、中面とも微スレ少でまずまずきれい。全体にA-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク:レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面はA2とA4に小傷があり、A2は散発的なプツ音なのでさほど気にならないかと思います。A4は断続的に周回ノイズが出ます。低い「コツン」という音なのでこちらもさほど気にならないかと思いますが美品をお求めの方はご注意ください。実際の音源でご確認ください。これ以外は薄スレちらほらの美品です。
アトコのカンパニー内袋付属。
元「ソニー&シェール」のシェール大傑作ソロ「3614ジャクソン・ハイウェイ」。
マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオ第1弾としても知られる入魂の極上スワンプ作品です。
プロデュースはジェリー・ウエクスラー、トム・ダウド(エンジニアも兼任)、アリフ・マーディンという大立て者3人で、タイトルの「3614 Jackson Highway」はマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオの住所、というでその後栄華を極めることになるマッスルショールズ・サウンドの基礎を成す重要作でもあります。
スタジオ前での集合写真を使用した表ジャケットが素晴らしいです!
前列左からエディー・ヒントン、デヴィッド・フッド、ソニー・ボノ、シェール、ジェリー・ウェクスラー、ジーニー・グリーン、ドナ・ジーン・ゴッドチョー、トム・ダウド、後列左からジミー・ジョンソン、アリフ・マーディン、ロジャー・ホーキンス、バリー・ベケット。
笑っちゃうぐらいの鉄壁布陣ですね。スワンプファンはこの機会に名前と顔を一致させときましょう。
米英のロック・ミュージシャンがマスル・ショールズ詣でをする先駆けとなったのは、本作の評判によるところが大きかったのかもしれません。
スティーブン・スティルス作のバッファロー・スプリングフィールドの名曲A-1「フォー・ホワット・イッツ・ワース」で幕を開け、オーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」、ディランの3曲、ダン・ペンのB-4「ドゥ・ライト・マン、ドゥ・ライト・ウーマン」、ギターでも大活躍しているエディー・ヒントンのB-5「セイヴ・ザ・チルドレン」等々聴き応えたっぷり、というかスワンプファンなら全編聴きどころで身が持ちません。
スワンプ・ロック原点の一枚、スワンプファン必携の大傑作かつ重要作!
近ごろは世界的にもレア盤扱いされてすっかり入りにくくなってしまいました。
米国オリジナル盤。
※ノイズ確認用試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A-1. For What It's Worth (Stephen Stills) 2:20
A-2. (Just Enough to Keep Me) Hangin' On (Buddy Mize / Ira Allen) 3:16
Direct Link
A-3. (Sittin' On) The Dock of the Bay (Otis Redding / Steve Cropper) 2:43
A-4. Tonight I'll Be Staying Here With You (Bob Dylan) 3:06
Direct Link
A-5. I Threw It All Away (Bob Dylan) 2:44
A-6. I Walk on Guilded Splinters (Dr. John Creaux) 2:30
B-1. Lay, Baby, Lay (Bob Dylan) 3:30
B-2. Please Don't Tell Me (Grady Smith / Carroll W. Quillen) 3:35
B-3. Cry Like a Baby (Wallace Pennington / Dewey Oldman) 2:45
B-4. Do Right Woman, Do Right Man (Dan Penn / Chips Noman) 3:20
B-5. Save the Children (Eddie Hinton) 2:50
Lead Guitar - Eddie Hinton
Rhythm Guitar - Jimmy Johnson
Keyboards - Barry Beckett
Bass - David Hood
Drums - Roger Hawkins
Backing Vocals - Donna Thatcher, Jeannie Greene, Mary Holiday, Sue Pilkington
Producer - Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd
Recorded At - Muscle Shoals Sound Studios