*** LP ： UK 1972 / Dandelion / 2310 193 ***
■ コンディション ■
B / B+
ジャケット：非コーティング黒地という厳しい条件の薄手見開きジャケットです。四隅スレ。四辺は薄スレちらほら。正面は薄スレ、右上隅にシール剥がし跡の破れ。裏面は薄スレ。また表裏とも周辺部に小シワ。中面は微スレは見られますがまずまず。
ディスク：レーベルはヒゲが少々。盤面は細かな薄スレがそこそこ見られますが表面的なもので、傷というほどのものはなくA-寄りの良品です。試聴の結果も軽いチリプチ程度でとても良好でした。A-でもいいかなって感じ。
マトリクスは A//1 B//1 。
パテントNo.入り内袋付属。
フォークロック好きにとっては、ブリジット・セント・ジョンの代表作と言えばやはりこの3作目「サンキュー・フォー」ということになるのではないでしょうか。
英国フォーク界広しといえども、Vashti Bunyanの"Diamond Day"とタメをはれるのはこのアルバムを置いて他にはない！英国フィメールフォークを代表する奇跡の作品だと思います。
もちろん1stの純フォーク路線、2ndのオーケストレーション入りのドリーミー路線も悪くはないのですが（どころかとても良いですが）、この3rdアルバムではシンプルで的確なバンドのバックアップを得て、静謐でいてどこか人懐っこい暖かさのある彼女独特の不思議な世界を見事に描き出しています。
もちろん1st譲りの純フォーク的要素も、2nd譲りのドリーミー・フォーク的な要素もしっかり引き継いでいます。
ジョン・マーティン、リック・ケンプ、リック・サンダース、ゴードン・ハントリー、イアン・ホワイトマン、アンディ・ロバーツ、デイヴ・マタックス、ティム・レンウィック・・・、これだけ豪華なバンドのメンバーも単なるスタジオワークという感じは全くなく、いつも一緒にやっているバックバンドのような統一感があって実に素晴らしい！ディランの「ラヴ・マイナス・ゼロ」のカヴァーも見事なドリーミー・ヴァージョンに仕上がっていて文句なし。
やはり"Diamond Day"に比肩しうる超名作と言うしかないでしょう。
さらに言わせていただくと、ジャケットも最高！スカーフがいいよね。
以前来日したときは気のいい普通のおばさんになってました・・・
超強力推薦盤！！！
美しい見開きジャケットの英国オリジナル盤。
★試聴曲は別レコードの音源です。
A1 Nice 3:19
Drums - Pip Pyle Electric Bass - Rick Kemp Pedal Steel Guitar - Gordon Huntley Written-By - St John
A2 Thank You For... 3:33
Acoustic Guitar, Slide Guitar [Bottleneck] - Rick Sanders (3) Written-By - St John
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A3 Lazarus 4:20
Arranged By - St John Drums - Pip Pyle Electric Bass - Rick Kemp Written-By - Trad
A4 Goodbaby Goodbye 2:07
Piano - Ian Whiteman Written-By - N. Beresford
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A5 Love Minus Zero, No Limit 3:18
Drums - Dave Mattacks Electric Bass - Rick Kemp Electric Guitar - Tim Renwick Written-By - B. Dylan
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B1 Silver Coin 3:04
Pedal Steel Guitar - Gordon Huntley Written-By - T. Hiscock
B2 Happy Day 3:55
Acoustic Guitar - Rick Sanders (3)Drums - Willie John Wilson Electric Bass - Bruce Thomas Electric Guitar - Tim Renwick Written-By - St John
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B3 Fly High 3:19
Electric Guitar, Acoustic Guitar - John Martyn Written-By - St John, R.L. Stevenson
B4 To Leave Your Cover 3:21
Acoustic Guitar - Rick Sanders (3) Written-By - St John
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B5 Every Day 4:30
Drums - Willie John Wilson Electric Bass - Bruce Thomas Electric Guitar - Tim Renwick Written-By - Petty, Hardin
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B6 A Song Is As Long As It Wants To Go On 1:07
Written-By - St John
Vocals, Twelve-String Guitar, Guitar, Producer - Bridget St. John
Producer, Engineer - Jerry Boys
Photography By - Tony Beresford-Cooke
