*** LP : UK 1972 / Trailer / LER 2073 ***
■ コンディション ■
B+ / A-
ジャケット:非コーティングの薄手ジャケット。四隅スレ。上下辺は薄スレちらほらでまずまず。背表紙はきれいで背文字もくっきりしていますがやや経年の薄汚れ。表面は表裏とも薄スレのみでまずまずです。裏面にプライスシール。全体に軽い使用感はただよいますが、A-寄りのしっかりとした良品です。
ディスク:レーベルはヒゲ無し。盤面は微細な紙スレ程度の美品です。A5からA7にかけて微細なラインが見られますが極めて表面的なもので音への影響はありません。試聴の結果も上々でした。
マトリクスは2E/2E。たぶんこれしかないと思います。
穴開き内袋付属。
アイルランドのフォーク・シンガー、アル・オドネルの72年デビュー作。
あまり語られることがないように思いますが、ずばり名品、逸品であります!
元々60年代からダブリンで活動していたようですが名前を見かけるようになるのはSweemeys Menに在籍していたことぐらいでしょうか。スウィーニーズがデビュー・アルバムを発表して、Andy Irvineが去り、Henry McCulloughが参加するもGrease Bandへの参加で去ることとなり、その後釜として誘われたのがオドネルでした。ただしスウィーニーズが2ndを作る前に脱退したのでした。
プロデュースはビル・リーダー。
ちなみに78年に2ndを出しており、アルバムはこの2枚だけと思います。
トラッド7割、自作とカヴァーが3割といった楽曲構成でシンプルな弾き語りでたんたんと歌い継いでいくわけですが、このヴォーカルがただ者ならず!力強さと温かさを兼ね備えた実に味わい深いヴォイスの持ち主で、滋味あふれるヴォーカルを聴かせてくれます。一度聴いただけで身体にしみこんでしまうような、素晴らしく浸透力のあるヴォーカルです。
イングランドのニック・ジョーンズ、スコットランドのディック・ゴーハンに対してアイルランドにはアル・オドネルありと言いたくなるような絶品であります。
というわけで絶対の強力推薦盤!!
英国オリジナル盤。
Trailer赤ラベルの初期プレス(とういうかたぶん1版のみ)。トレイラーものなので後悔する前に今のうちに手を打っておきましょう。
★試聴曲は別レコードの音源です。
A1 Avondale
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A2 Streets Of Derry
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A3 Lord Inchiquin
A4 Larry
A5 Maid On The Mountain
A6 The Green Linnet
A7 Ramble Away
B1 Matt Hyland
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B2 Crooked Jack
B3 Cuilin
B4 Me Tune
B5 James Connolly
B6 Ned Of The Hill
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Produced and Recorded by Bill Leader