*** LP : USA 1972 / Reprise / MS 2087 ***
■ コンディション ■
A- / B+ / DJ
ジャケット:四隅、四辺まずまずきれい。正面は経年の薄スレ少々。白地の裏面も軽い薄汚れのみできれいです。全体にややB+寄りながらしっかりとした良品です。
ディスク:レーベルはヒゲ無し。盤面は軽微な薄スレがそこそこ見られますが表面的なもので良品です。ただし、A1終了時辺りからA3まで軽いプツ音が断続的に出ます。実際の取り込み音源でご確認ください。これ以外はA-レベルで散発的なチリプチ、軽いバックグラウンドノイズ程度で良好に鑑賞できます。
白ラベルのプロモ盤。
カンパニー内袋付属。
バーバラ・キース、人気の72年の2ndは、豪華メンバーを従えた説明不要かつ問答無用の名作。
参加ミュージシャンも豪華で、ジム・ケルトナー、ジム・ゴードン(Drums)、リー・スクラー、マックス・ベネット(Bass)、ローウェル・ジョージ(Guitar、3曲でそれと分かるギターを弾いています)、クレイグ・ダーギー、スプーナー・オールダム(Piano)、スニーキー・ピート(Pedal Steel)などなど、曲によって次から次へとビッグネームが参加しています。なかでもローウェル・ジョージは彼の数多くのセッションの中でも白眉とも言える仕事をしています。
自作曲が多く、構成も申し分なし。個人的なハイライトはA-1、B-1、B-5で、アルバム全体の節目節目に収められている見事な構成です。
A-1は唯一のカヴァーで、ジム・ケルトナーの素晴らしいドラミングが聞けるディランの名曲「見張塔からずっと」。疾走感のあるフォーク・ロックの名演で、数多いこの曲のカヴァー・ヴァージョンの中でも出色の出来栄えです。
クラブ・ブームで人気になったB-1は極めつけのシンガー・ソングライター作品で、ローウェルのボトルネックとスニーキー・ピートのペダルの掛け合いは何回聴いても背筋がぞくぞくします。
アルバムの最後を飾るB-5は、後年ローウェルがヴァレリー・カーターのデビュー作を制作する際にバラードにアレンジして収録した曲ですが、A-1同様疾走感のあるフォーク・ロック調のこのヴァージョンの方が、個人的には圧倒的に好みです。
初めて聴いた時からずいぶん月日が経ちましたがいまだに「私的無人島盤20選」から外れることのない大名盤です。
女性シンガーソングライター作品の基本盤。
超強力推薦盤!
世界的な人気上昇ですっかりレア盤となってしまいました。
レアな白ラベルのプロモ盤です。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A-1) All Along the Watchtower (Bob Dylan) 3:23
A-2) Rolling Water (Barbara Keith) 3:09
A-3) Bramble and the Rose (Barbara Keith) 2:49
Direct Link
※ノイズ確認用にA2-A3連続です。A2終盤あたりが最も目立つ部分ですがここが気にならなければ問題ないと思います。
A-4) Burn the Midnight Oil No More (Barbara Keith) 3:03
A-5) Free the People (Barbara Keith) 3:49
B-1) Detroit or Buffalo (Barbara Keith) 4:29
B-2) Road I Took to You (Barbara Keith) 3:17
B-3) Shining All Along (Barbara Keith) 3:04
B-4) Rainy Nights Are All the Same (Barbara Keith) 3:21
B-5) Stone's Throw Away (Barbara Keith and Doug Tibbles) 4:43
Max Bennett ; Bass
Richard Bennett ; Pedal Steel
John Brennan ; Guitar
David Bennett Cohen ; Guitar
Nick DeCaro ; Strings
Craig Doerge ; Piano
Lowell George ; Guitar
Emory Gordy ; Bass
Milt Holland Percussion
Barbara Keith ; Guitar, Piano, Vocals
Jim Keltner ; Drums
Sneaky Pete Kleinow Pedal Steel
Danny Kortchmar ; Guitar
Russ Kunkel ; Drums
Clarence McDonald ; Piano
Spooner Oldham ; Piano
Tony Peluso ; Guitar
Dennis St. John ; Drums
Leland Sklar ; Bass
Ron Tutt ; Drums
Mike Utley ; Organ