*** LP : USA 1980 / Jackalope / JKL 001 ***
■ コンディション ■
A- / A-
ジャケット:ぺらの紙を2つ折りしただけの簡素なもの。周辺部にぺら紙ゆえのシワ、折れが出ています。
ディスク:レーベルは微細なヒゲがほんの少し。盤面は薄スレちらほらの美品です。
ロバート・アール・スミスの「マルシュー/ドライ・クリーク・イン」。
70年代初期からのテキサス音楽シーンの重要人物ながら、情報が極端に少ないためにほとんど話題になることがないですね。その後大成功をおさめるマーシャ・ボールとの双頭バンドともいえるFreda & The Firedogsがジェリー・ウェクスラーのプロデュースでフルアルバムを制作したにもかかわらずお蔵入りしてしっまたことがけちのつき初めでしょうが、この未発表音源は10年ほど前に正規リリースされてちょっと話題になりました。
さて本作はそんなボビーが80年にリリースしたあまりにも遅すぎる唯一ソロ作で(今世紀に入ってからの新作CDはあります)、マニア垂涎の伝説的レコードです。
薄い紙を2つ折りにしただけのチープなジャケットながら内容が素晴らしく、まさに「幻の名盤」と呼ぶにふさわしい逸品です。
マーシャ・ボールをはじめとするフレダ&ザ・ファイアードッグスのめんめんの他、以前はライバル的な存在であったジョー・エリーやジミー・デイル・ギルモアもコーラスで参加しています。録音はヒューストンとオースティンでヒューストンはヒューイ・モーのプロデュースです。
一聴してそれとわかるいかにもなテキサスサウンド。ロンサムでアウトローな感覚がたまらないですね。
1曲を除きすべて自作で、この人は曲が素晴らしいです。味わい深いヴォーカルともあいまって捨て曲無しの素晴らしいアルバムに仕上がっています。
まずお目にかかることのない逸品と思います。
お見逃しなく!
ぺら紙2つ折りジャケットの米国オリジナル盤。
試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Muleshoe 1:42
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A2 She Got The Things A-rollin' 1:56
A3 Come Over Here 2:36
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A4 What Did You Think You Would Win- 2:08
A5 Cold December Day 2:38
A6 Rear View Mirror 2:56
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B1 You Never Got Around To Loving Me 1:55
B2 How Long Have I'm Been Missing You- 3:15
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B3 Dry Creek Inn 2:16
B4 I'm To Blame 2:54
B5 Her Train Must Have Gone Throught 3:37
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Bass, Lead Vocals - Bobby Earl Smith
Guitar, Bass - John Reed
Piano - Marcia Ball
Backing Vocals - Debbie Gilmore, Jimmie Dale Gilmore, Joe Ely
Drums - Donny Dolan
Fiddle - Alvin Crow
Fiddle, Organ - Link Davis, Jr.
Harmonica - Roger Crabtree
Recorded at Houston (1;9) and Austin, Texas.
Backing band on some tracks: Freda & The Firedogs.