*** LP : UK 1970 / B&C / CAS 1023 ***
■ コンディション ■
B+ / A-
ジャケット:非コーティングの見開きジャケット。四隅軽いスレ。上下辺、背表紙の折れ目薄スレ少しでまずまず。背表紙は折れ目にスレ。表裏とも微スレ少々、ただし正面右上にシール剥がしと思われる破れ(写真の白いところ)。中面は下部に微スレ少しのみできれいです。シール剥がしの破れがなければA-レベルの美品です。
ディスク:レーベルはヒゲが少々。盤面はわずかな使用感のみの美品です。
マトリクスはA-2U/B-3U。これが初回マトだと思います(というかたぶんこれしかない)。
パテントNo.入り内袋付属。
キャロル・グライムス&デリヴァリーの唯一作「フールズ・ミーティング」。
「もう一つのストリートノイズ」です!
フィル・ミラー、スティーヴ・ミラー、ロイ・バビントン、ピプ・パイル、ロル・コックスヒルを擁し、カンタベリー系の源流的名作とされていますが、あまりCanterbury臭さを感じないのは、やはり稀代の名女性ヴォーカリストであるキャロル・グライムスの強烈な存在感ゆえでしょう。
どうしようもなく超英国的な陰りを含んだプログレッシヴ・スワンプ・ブルース・ジャズ・ロック(?)の大傑作です。
Hatfield and the North, Soft Machine, Matching Mole, National Health, Caravan, Keith Tippett Group等々で活躍することになる錚々たるメンバーと、後に英国スワンプシーンで快作を連発することになるキャロル・グライムスのヴォーカルが時に喧嘩しながらも素晴らしいコンビネーションを見せてくれます。
暗い鬼火がちろちろ燃える異形のスワンプロック+ジャズロック。伝統の英国流ブルースロックを超絶技巧で進化させながらも、原初の混沌はそのまま保っているような不思議な魅力にあふれていますね。
数年後にはすっかりおばさん顔になってしまうキャロル・グライムスもこのころはまだすげーかわいいです。この人のヴォーカルはこの時点ですでに文句無し。
プログレファンばかりではなく、キース・クリスマスの2ndあたりが好きな英国シンガーソングライター・ファンにも強くお奨めできる名盤です。個人的には好き過ぎてどうにかなっちゃいそうなぐらい好きなアルバムなんです。
この時代にこのメンバーが出会って生まれた奇跡の名盤だと思います。
"Streetnoise"にも負けていません(きっぱり!)。
絶対のオススメ!
激レアな英国オリジナル盤です。
※コンディション違いやお安いドイツ盤も在庫していますので検索してみてください。
★試聴曲は別レコードの音源です。
A1 Blind To Your Light 5:05
Words By, Music By - Carol Grimes, P. Miller
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A2 Miserable Man 8:28
Music By - Delivery Words By - Carol Grimes
A3 Home Made Ruin 3:23
Words By, Music By - P. Miller
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A4 Is It Really The Same 5:44
Music By - K. Jarrett
B1 We Were Satisfied 4:02
Words By, Music By - P. Miller
B2 The Wrong Time 7:50
Words By, Music By - Carol Grimes, Delivery
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B3 Fighting It Out 5:48
Words By, Music By - P. Miller
B4 Fools Meeting 5:27
Words By, Music By - Carol Grimes, Delivery
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Carol Grimes, vocals, lyrics
Phil Miller guitar, lyrics
Steve Miller, piano
Roy Babbington, bass
Pip Pyle, drums
Lol Coxhill, saxophones
Roddy Skeaping, viola
Producer - Tony Chapman
Engineer - Roger Quested
Recorded at Morgan Studios, April 1970.