*** LP ： Japan 1977 / Capricorn ( ビクター ) / VIP-6494 ***
■　コンディション　■
A- / A
ジャケット：右上、右下に角打ち、角の部分にスレありますが表面はキレイです。
ディスク：キレイです。

日本盤、帯なし、解説書付。

ボブ・カーペンターを2曲カヴァー収録したビリー・ジョー・シェイヴァーの77年作。
参加メンバーはArea Code 615のデヴィッド・ブリッグス（Keyboards）、ノーバート・パットナム（Bass）、カール・ヒンメル（Drums）を基本バンドに、曲によってベン・キース、ジェリー・マッギー、ジェイムス・バートン、リッキー・スキャッグス、さらにコーラスにはニコレッタ・ラーソン、エミルー・ハリスととにかく豪華メンバーが参加します。
当時大人気だったウィリー・ネルソンまで、お馴染みのオンボロ・ガット・ギターで参加しています。
参加メンバーだけを見ると思い切りカントリー寄りのサウンドを想像しますが、カントリー・タッチの曲はアクセントとして入っているだけで、ライト・スワンプ風味のSSWアルバムの佳作です。
最大の聴き所は、ボブ・カーペンターの2曲（A-5「Gypsy Boy」とB-5「The Believer」）であることは間違いありません。
他にも聴き所は多く、「愛しのニコレット」な私には、ニコレット・ラーソンのコーラスとハーミニかが印象的なA-3「Honky Tonk Heroes」は曲名から想像するまんまのミディアム・スローなナンバーで心に染みますし、ニコレットのコーラス3連発なB-1〜B-3にはメロメロなのです。
構内意欲を削ぐトホホすぎるジャケットとパンクとAOR全盛の時代に発表されたため埋もれてしまったがSSWアルバムとしては相当高水準な内容で、75年までに発表されていたら「名盤」としての評価を受けていたかもしれません。
渋さじゃ負けるが、ガイ・クラーク（Guy Clark）の1stにも通ずる世界がありますよ……んでも、ジャケットが情けなさすぎ〜……

A-1 Billy B. Damned (Rhymer) 2:54
A-2 We Stayed Too Long at the Fair (Bare, Shaver, Williams) 3:30
A-3 Honky Tonk Heroes (Shaver) 3:10
A-4 I'm Going Crazy in 3/4 Time (Cowart, Crowell) 3:29
A-5 Gypsy Boy (Carpenter) 4:16
B-1 Chicken on the Ground (Bare, Shaver) 3:50
B-2 Everything, Everywhere's (Duncan) 3:54
B-3 Slow Rollin' Low (Shaver) 4:05
B-4 Silver Wings of Time (Shaver) 3:03
B-5 TheBeliever (Carpenter) 3:15
B-6 You Asked Me To (Jennings, Shaver) 3:54

David Briggs ; Keyboards
Norbert Putnam ; Bass
Karl Himmel ; Drums
Randy Scruggs ; Guitar
Ricky Skaggs ; Mandolin
Gerry McGee ; Dobro
Ben Keith ; Pedal Steel
Mickey Raphael ; Harmonica
James Burton ; Guitar
Brian Ahern ; Produce, Guitar, Percussion
Emmylou Harris ; Supporting Vocals
Rodney Crowell ; Supporting Vocals
Fayssoux Starling ; Supporting Vocals
Nicolette Larson ; Supprting Vocals
Dianne Brooks ; Supporting Vocals
Willie Nelson ; Guitar