*** LP ： UK 1975 / Sain / SAIN 1038M ***
■　コンディション　■
A- / B+
ジャケット：非コーティングのぺらジャケ。四隅、下辺スレ、上辺は薄スレちらほら、背表紙はまずまずで背文字もはっきりしています。表面は表裏とも上下に軽微な薄スレ、軽いシワが少々。全体にややB+寄りながらしっかりとした良品です。
ディスク：レーベルはヒゲがそこそこ出ています。盤面は薄スレの他にちょっと目に付くすり傷っぽいラインが数本出ているのですが、幸い音には出ません。試聴してみると散発的なプツ音は時折入るものの聴感上はA-レベルに近く良好に鑑賞できました。
マトリクスはA1/B1．
プレーンな白内袋付属。

ウェールズの秘宝、ブランの1st。
ラビリンスの最終章を飾る有名なレア盤ですね。
全曲ウェールズ語なのでアルバムタイトルですらいまだに何て読むのか知りません。
2nd、3rdはサイケ、プログレ色が強いですが、この1stは哀愁のミスティック・フォーク色が勝っており、それにプログレ、サイケ、ポップ色をまぶしたような感じです。
A1はメロトロンが流れ出すポップナンバーでしっとり系のフォークを期待するとずっこけますが、くせになる素晴らしい曲。
以降はミスティックなフォークロックが続いてたまらないです。聴きどころは何といっても紅一点Nest嬢の美しいヴォーカルです。この人はその後同じくウェールズの至宝盤Pererinの1stに参加することになります。
哀愁のファズギターも実にいい味を出していますね。
完成度という点ではPererinにはかないませんがレア度はこちらが上。
印象的なジャケットのイラストの良さもあって超人気盤です。
フィメール・フォーク・コレクターの方はお見逃しなく。

英国オリジナル盤。

試聴曲は現品からの取り込み音源です。
A1 Y Ddor Ddig
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A2 F'Annwyl Un
A3 Y Gwylwyr
A4 Wrth Y Ffynnon
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A5 Ynys Gudd
A6 Myfydod
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B1 Rhodiaf Hen Lwybrau
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B2 Mor Braf
B3 Caledfwlch
B4 Blodyn
B5 Y Crewr
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B6 Breuddwyd

Vocals - John Gwyn, Nest Howells
Bass - Louis Thomas
Guitar - Gwyndaf Roberts, John Gwyn, Louis Thomas
Keyboards - Nest Howells
Drums - Dafydd Meirion, Paul Westwell
Flute - Dafydd Meirion