*** LP ： Canada 1970 / Dunhill / DS-50095 ***
■　コンディション　■
B+ / B+
ジャケット：アメリカンスタイルの武骨な厚紙のジャケット。四隅軽いスレ。四辺軽いスレがちらほら。表面は薄スレがそこそこ出ています。右上に（たぶん）シールの剥がし跡の破れとそれを黒マジックで補修してあります。
ディスク：レーベルはヒゲ無し。盤面は薄スレがそこそこ出ていますが傷というほどのものはなくA-寄りの良品です。

みんな大好き、アンドウェラ。
前作Andwella's Dream「Love And Poetry」（1969年）はブリティッシュ・サイケの佳作だし、次作「People' S People」（1971年）はブリティッシュ・スワンプの傑作としてあまりにも有名ということで影の薄いアルバムですが、両者のいいとこ取りしているAndwellaとしての1stです。
マイナー調の渋い、オーソドックスな音をバックに、David Lewisがソウルフルなヴォーカルを聴かせてくれます。
そしてなによりもDavid Lewisのソングライターとしての天賦の才、印象に残る楽曲は霧に覆い包まれる薄暗いイギリスの自然の風景画のようで、正当派英国フォークロックの見本ですね。
ホーンやオーケストラを使った曲もあり、楽曲とヴォーカルの陰翳や叙情性をいっそう際立たせ、非常に効果的です。
ザ・バンド丸出し曲から、ミディアム・スローの曲、インスト・ナンバーでの「霧に包まれた」ような雰囲気まで英国そのもの。
英国シンガー・ソングライターものやフォークロックがお好きな方には必需品でしょう。

米国盤です。







A-1. Hold On To Your Mind (3:50)
A-2. Lady Love (4:15)
A-3. Michael Fitzhenry (3:30)
A-4. I’m Just Happy To See You Get Her (2:56)
A-5. Just Hw Long (3:15)
B-1. World’s End Part I (2:54)
B-2. World’s End Part II (2:15)
B-3. Back On The Road (3:25)
B-4. I Got A Woman (2:54)
B-5. Reason To Living (3:10)
B-6. Shadow Of The Night (3:41)

David Lewis ; Guitars, Piano, Flute, Lead Vocal
Nigel Smith ; Bass, Vocals
Dave McDougall ; Piano, Organ, Vocal
Gordon Barton ; Percussion, Drums